1996年の北海道ツーリング旅日記です。 | |
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1996年 北海道ツーリング通算3度目の北海道。この年は北海道の東半分を回ったのだが、どうしても行きたかった所があった。それは、塩狩駅。ここは三浦綾子の小説・「塩狩峠」の最後の舞台になった所で、主人公のモデルになった人の殉職の碑がある事を知ったからである。名寄から国道40号線を南下し、和寒町を過ぎたあたりから塩狩駅の標識を探しながら走る。和寒から6〜7kmほど走った所で塩狩駅の標識を発見したが、気が付いた時はすでに入り口の真横で慌ててスローダウンするが大幅にオーバーラン。車の切れ目を見計らってUターンし、塩狩駅へ。 少々鬱蒼とした感じの道を入っていくと、駐車場の片隅にそれらしき碑を発見。写真を数枚撮った後、大雨の中しばし物思いにふける。私にはこの人や主人公のような生き方はできないだろうなぁ・・・。 北海道ならどこにでもありそうな風景なのだが、実話を基にした小説の舞台になった所というだけで違って見えるのは気のせいか? この時、一組の熟年夫婦も車でやってきていた。この人達も、「塩狩峠」を読んだ事があるんだろうな。ここに来れただけでも、この年北海道まで行った甲斐があると今でも思っている。 駅と故人の碑以外何にも無いところだが、もう一度訪れたい場所のひとつである。 1996年・北海道写真集
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