キャンプ旅に行こう 出発前のバイクメンテナンス項目について掲載しています。
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出発前のバイク整備・1

出発前のバイク整備・2

出発前に点検・整備を

北海道ツーリング時の走行距離は、期間にもよりますが1回のツーリングで2000km〜3000km位、人によってはもっと走ります。従って、出発前にバイクのメンテナンスは欠かせません。

「どこも調子が悪い所が無いから大丈夫」と出発して現地でバイクショップのお世話になったり事故を起こす前に、出発前に点検整備しましょう(管理人自身も痛い思いをした事あり)。

もちろん、全て自分で点検整備を行えればそれに越した事はありませんが、メカニズムに精通した方ばかりではありません。点検整備に自信が無い方は出発前にバイクショップに整備に出すのも良し、自分でできる所は自分で整備して自信の無い所や特殊工具・機械が必要な所はバイクショップに出すのも良し、とにかくバイク自体に関しては不安要素を無くすようにしましょう。

ただし、出発直前に点検整備をしたら交換が必要な部品があって入荷が出発に間に合わない・・・などと言う事もありますので、自分でやるにせよバイクショップに出すにせよ、時間的に余裕を持って点検整備しましょう。

点検整備をする所・・・と言うと、10年位前に二輪免許を取った方はねん・お・しゃ・ち・え・ぶ・く・とう・ば・しめと言う言葉を覚えている方もいらっしゃると思います。これは運行前点検項目を短縮した言葉だったと思うのですが、「ねん」(燃料の量)以外を点検すれば基本的にOKです(もちろん、運行前点検以上の事をする必要あり)。今でも教習所で同じ言葉を使っているかどうかわからないのと、忘れてしまった方の為にそれぞれの言葉について掲載しておきます。

ただし、管理人自身も教わったのがだいぶ昔の事なので、間違っていたらごめんなさい。

点検項目一覧

項目1と2はこのページ、項目3以降は次のページに掲載しています。

項目1 ねん ねんりょう(燃料)
項目2 イル 量・汚れ具合
項目3 しゃ しゃりん(車輪) タイヤ・ホイールの状態の状態
項目4 ェーン 遊びの量、給脂状態、磨耗状態
項目5 ンジン オイル漏れ・異音の有無
項目6 レーキ パッドやシューの状態、遊びの量
項目7 ラッチ 遊びの量、切れ具合、繋がり具合
項目8 とう とうか(灯火類) 点灯・点滅するか
項目9−1
項目9−2
ッテリー、ックミラー 電解液の量、向き・汚れ
項目10 しめ しめぐあい(締め具合) 各部ボルトの締め付け具合
項目11 その他 ----- その他チェック事項

項目1・「ねん」(燃料)

泊りがけのツーリングの場合はほとんどの場合途中で給油が必要になるので、とりあえず満タンもしくは最寄のスタンドまでのガソリンがあるかどうか、燃料ホースからのガソリン漏れの有無を点検しておく位で良いでしょう。

項目2・「お」(エンジンオイル)

4サイクルエンジンの場合

オイルは出発前に交換しておきましょう。北海道ツーリングでは総走行距離が長くなるので、交換せずに出発するとツーリング中に交換時期が来てしまうことがあります。だからと言ってすぐにエンジンが壊れるわけではないのですが、交換時期のことを気にせず走れたほうが精神衛生上良いですし、オイル交換で時間を取られる事もありません。

また北海道は巡航速度が高くなりますし、荷物を積んで車重が重くなってくることでエンジンへの負担が大きくなってきます。その意味でも出発前にオイル交換する事をおすすめします。

オイル交換のインターバル

エンジンオイルの交換は、管理人の場合3000〜5000kmごとに交換しています。

この交換インターバルが長いのか短いのかは、私自身はよくわからないと言うのが本当の所です。人によっては「まぁそんなもんでしょう。」と言われる方もいますし、以前某メーカーのバイクを開発してる方と話す機会があったのですが、その方には「短すぎです(きっぱり)。」と言われてしまいました。

四輪の場合はエンジンの改良などによって交換時期は普通に乗ってれば10000km位までは使えるみたいです。しかし、バイクの場合は四輪より高回転で使用される場合が多く、更に一部のメーカー・車種を除いてミッションやクラッチも潤滑しているために、オイルに含まれる高分子(鎖のように長く連なっている分子)がギヤによって剪断、つまり切断されてしまいやすいとの事です。

これらの事から考えると、結局は3000〜5000kmを目安に交換と言う事になりそうです。とにかく、乗りっぱなしではなく定期的に交換するようにしましょう。

また、エンジンオイルは一度容器を開封してエンジンに注入すると、乗らなくても劣化します(異物や水分の混入など)。走っていなくても3〜6ヶ月たったら交換するのが無難です。特に冬にバイクに乗れなくなる地方に住んでいる方は、春先にオイル交換する事をお薦めします。

オイルのグレードと粘度

使用オイルはそれぞれお気に入りがあると思います。管理人もいろいろなオイルを試したりしていますが、ノーマルエンジンだったら基本はメーカー純正オイルです。市販のオイルを使う場合でも純正オイルのグレードと粘度を基準に選びましょう。

むしろ大切なのはオイルの量。どんな高性能なオイルを入れていても、規定量が入ってなければ意味がありません(入れ過ぎも含みます)。ツーリング中も時々オイル量のチェックをしましょう。車種や年式によってはオイル消費が激しい場合があります。

ちなみに管理人の場合は以下のような感じでオイル管理をしています。
  • スカイウェイブ : 10W−40
  • XLディグリー : 冬10W−30、春〜秋10W−40又は15W−40
  • 地元での入手のしやすさを考えて、ホンダ純正オイルかカストロールの二輪車専用オイルを使用。
  • オイル消費は現在の所ほとんど無いので、量の点検は毎日乗るとしたら1〜2週間に1回程度。冬場は乗る機会が激減するので、2〜3回乗る毎にチェック。
定期的に交換していれば、オイルが原因のトラブルはまずありません。ただし、「二輪車用」又は二輪車で使用実績があるオイル、と言うのが前提ですが。

なお、オイルのグレード・粘度の表示の意味を簡単ながら下記に掲載しておきますので、市販オイルを購入する場合の参考にしてください。

グレードの表記法 ガソリンエンジン用オイルのグレードは、SLやSM等と表されます。Sの右側に付くアルファベットが進むほどグレードが上がっていきます。しかし、二輪と四輪ではエンジンの使用環境及びエンジンオイルとミッションオイルが兼用という構造上オイルに求められる性能が違うため、同じグレードのオイルでも、二輪用と四輪用では直接比較はできません。「二輪車用」と書かれたオイル又は二輪で使用実績のあるオイルを使うのが無難です。

四輪用の高性能・高価格オイルでもバイクに適合するとは限らないようです。また、バイクに使えても公表されてないとかパッケージに書かれていない場合もあり、判断に迷う所です。オイルメーカーに直接問い合わせてみるのが一番確実ですが・・・。四輪用オイルをバイクに使う場合はそれなりのリスクがあると言う事を承知しておいた方が良いと思います。
二輪用
オイルの規格
4サイクル二輪車用エンジンオイルの規格(JASO規格)が制定されています。制定されたのは数年前で、二輪と四輪でオイルの要求性能が違うにもかかわらず二輪車専用のオイル規格がなかった為です。

また、最近の四輪用オイルは車本体と同様に省燃費性が求められている為、0W−20等サラサラの超低粘度で減摩剤が多量に含まれているものが多く、バイクに使った場合のトラブルが発生し始めているという背景もあるようです(減摩剤によるクラッチの滑りや低粘度によるミッショントラブルなど)。

4サイクル二輪車用オイル規格はMAMBで、性状としてはMAは高剪断安定性、MBは低摩擦性という特性が与えられています。どちらがグレードが上というわけではなく、特性の違いのみで決められている規格です。

ホンダ純正を例に挙げると、ウルトラS9はMB、ウルトラG1、G2、G3はMAになっているようです(他のメーカー純正オイルは未確認)。
粘度の表記法 オイルの粘度は「○○W−○○」(10W−40、15W−50等)と表示されています。Wの左側に書かれている数字が低温時の粘度で、ハイフン(−)の右側の数字が高温時の粘度です。純正オイルは10W−40が用意されている場合が多く、小排気量車や水冷エンジンなら大抵はこの粘度で事足ります。

空冷大排気量エンジンは北海道ツーリング時や夏場はもっと硬いオイル(15W−50とか20W−50)でも良いでしょう。
オイルの種類 オイルには鉱物油・半(部分)合成油・合成油があって、鉱物油→半合成油→合成油の順に性能が高くなります。具体的には、エンジンの回り方やシフトフィーリングが良くなったり等。もちろん、価格も高くなります。

しかしコストとの兼ね合いもありますし、価格と性能のバランスをどこで取るかで選択する事になるでしょう。一般的な乗り方・使い方なら鉱物油でも特に問題はありませんが、予算に余裕のある方は半合成油や合成油を使ってみるのも良いでしょう。

ただし、合成油でも四輪用の低粘度オイルは上記の理由で使わないほうが無難です。

2サイクルエンジンの場合

管理人は2サイクル車の経験が余りありませんので、簡単に。

2サイクルエンジンは走るに従ってエンジンオイルを消費していきますので、北海道ツーリングの場合はオイルを持っていく事になります。どの位持っていくかはオイル燃費と予定走行距離でほぼ決まってくると思いますので、オイル燃費を把握した上で事前に買っておきましょう。また、現地で不足しそうだったら無くなる前にバイクショップ・カー用品店・ホームセンター等で購入しておきましょう。

メーカー純正2サイクルオイル / 市販2サイクルオイル

それから、2サイクルエンジンオイルは違う銘柄を混ぜて使うとエンジンが不調になったりする事があるそうです。お気に入りの銘柄がある方は、荷物になりますが余裕を持って持参したほうがいいでしょう。

余談

エンジンオイルには限りませんが、あまりに頻繁なオイル交換は環境保護の観点から問題視され始めていると言うのも事実です。ヨーロッパの某メーカーでは「頻繁なオイル交換は推奨できない」と言い始めている所もあるようです。その理由は、廃油(つまり有害廃棄物)の発生量が多くなるから・・・だったと思います(うろ覚えですみません)。

一番良いのはコストパフォーマンスに優れたオイルを、できるだけ長いインターバルで交換となるのですが、なかなかそうも言ってられないのが実情ですし、運送会社等企業レベルでは各種データを取ってオイルの銘柄と交換時期を決めている所もありますが、個人レベルでは難しいと思います。

しかし、今後はオイルやエンジンの改良等によって、交換インターバルは長くなる(長くする)方向になっていくのではないか・・・というのが個人的な考えです。事実、オイルのロングドレン化をメーカーに要請している国もあるようです。

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