キャンプ旅に行こう 2002年の九州・四国ツーリング旅日記です。
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2002年GW 九州・四国ツーリング

5月1日

目が覚めると、天気予報通り外からは雨の音が聞こえてきた。カーテンを開けてみると、かなり降っている。今日は朝からカッパ着用決定。宿で朝食を済ませ、荷物をまとめて一旦ロビーへ運ぶ。一時的に小降りになったのを見計らって、一気に荷物を駐車場まで運んでパシコに乗せてしまう。

パッキング終了後ロビーでしばらく外の様子を見てみたが、小降りになる様子が無い。仕方が無いと覚悟を決めて、チェックアウトを済ませて出発する。

今日の目的地は阿蘇・坊中キャンプ場。国道210から県道11・やまなみハイウェイに入る。天気が良ければ景色も良く、最高のツーリングができたかもしれない。しかし、今は土砂降りの雨。霧が出ていないので周囲が全く見えないわけじゃないが、面白さは半減と言ったところか。

とは言え、アップダウンが続く道は今走っている所がどんな所なのかを教えてくれる。見える範囲内でも草原が彼方まで広がり、つくづく悪天候であることが悔やまれる。

何となく北海道的な風景ではあるのだが、北海道とはちょっと違う。

北海道は緩やかな丘が続いているが、ここ阿蘇はもっと高い丘・・・と言うより小山がいくつもあり、なおかつ稜線がなだらかなのだ。そして、そのすべてが草に覆われている。以前見たビデオマガジンで、「北海道が広大なら、阿蘇は雄大」と言ってた人がいるが、何となく納得できる。

時々対抗トラックの水しぶきを浴びながら県道45に入り、阿蘇の展望には一番良い場所と言われる大観峰へ。しかし、天気が天気なのでバイクはもちろん、車も少しだけ。当然、景色など望むべくも無い。売店内は暖房がされていて、雨で冷えた体にはありがたい。メットを脱ぎ、体を温める為にしばし休憩。

次に向かったのは草千里。途中、坊中キャンプ場の位置を確認し、そのまま登っていく。峠を上りきったところで視界が開け、見覚えのある風景が広がる。

駐車場に入ろうとしたら料金所が・・・有料駐車場だった(-_-;) 引き返すのが面倒だったので、100円を払って中に入る。ここはドライブインで、食堂などの店が何件も連なっている。

その中のひとつの店の軒下に入り、カメラを構える。土砂降りの雨でなかなかカメラが出せなかったのだが、ここまで来たんだからどうしても撮っておきたかったのだ。

悪天候ながら景色を堪能し、草千里を後にする。下っていく途中でも良い景色があったので、ちょうど雨が止んだのでパシコを路肩に止め、パシャリ。

一旦国道まで降りガソリン補給と酒&食料を調達、坊中キャンプ場へ向かった。

坊中(ぼちゅう)キャンプ場は芝サイトでバイク乗り入れ可能でありがたい。しかし、昨夜から今朝にかけては大雨で大変だったらしかった。事実、私がテントを設営してから出て行った人がいたくらい。時々薄日が差すまで天気は回復してきたんだけど、地面はビタビタに濡れている。テントを張るには条件が悪いんだけど、仕方が無い。

設営後しばらくビールを飲みつつまったりするが、ジャイアンさん他のメンバーがやってこない。食事の準備を始めたころにジャイアンさん登場。何でも、近くのYHにいると言う。今朝までの雨でキャンプは中止したとの事。やっぱりねぇ・・・。もっとも、携帯忘れた私の責任なんだけど。

結果的にソロキャンプになったんだけど、この日利用していたキャンパーは全員がライダー。何人かとお喋りしたりして、結構楽しいキャンプになったのでした。

(熊本県阿蘇郡阿蘇町 坊中キャンプ場にて記す)

5月2日

目覚めは良好。テントの外に出てみると、空は所々青空が覗いているといった状態。今日はカッパを着なくても済みそうだ。

起き抜けであまり食欲が無かったので朝食は取らずにコーヒーを入れて飲みながら、しばしの間ボーっとする。

7時。撤収を開始する。テントの中でほとんどの荷物をパッキングしてパシコに積み込む。最後にテントを畳んでリヤバッグの上に載せ、出発準備完了。所要時間は35〜40分くらい。以前は撤収に1時間かかってたから、少しは進歩したのかな。

7時45分、坊中キャンプ場を後にする。少し降りた所にある阿蘇YHに立ち寄るが、外にいた人の話によるとジャイアンさんは食事中らしく、結局合えずじまい。

今日は四国に渡る予定。昨日は土砂降りの雨だったやまなみハイウェイをもう一度走ろうと思い、県道11に。途中まではまずまずの天気だったが、さぁこれからが本番・・・と言うところでド濃霧。しかも観光バスの後ろに付いてしまう(-_-;)

濃霧と、意外に短い直線で追い越すにも追い越せずしばらく後ろに付いて走っていたが、次第に濃霧も晴れて見通しが良くなったところで一気にパス。

国道442に入り、竹田市方面へ。このあたりになると濃霧もすっかり晴れ、雄大な展望がすばらしい。意外交通量も少なく、快適に走る。

竹田市で国道502に入り臼杵市に向かってひたすら走りつづける。500番台国道と言うことで道に少々不安があったのだが、めちゃくちゃ狭いのは竹田市内だけ(実は迷った)で、案外快適に走ることができる道だった。

11時半過ぎ、臼杵市のフェリーターミナル到着。ところが、フェリーが出航直前で、係員の「料金はフェリー内で払ってください!」との声で慌ててフェリーに飛び込む。さすがに北海道航路じゃこうはいかない。1日に14便も出ている生活道路的な使い方をされてるフェリーならではかな。

約2時間半の航海中、四国に上陸してからどうするか考え、昨年利用したビジネスホテルに行くことに。

午後2時、八幡浜に上陸。国道197を東へ。案の定混雑してなかなか距離が稼げない。大洲バイパス経由で国道56に入り、国道379・380へ。国道380は昨年はめちゃくちゃ狭い道だったが、今年は所々広くなり通過にそう苦労する道ではなかった。が、狭いところはやっぱり狭いので、気をつけて走る必要はあるのだが。

午後3時半過ぎ、目的のビジネスホテル到着。早速チェックイン。風呂に入ってさっぱりとする。

夕食は何とすき焼き。一人一人の席にすき焼き鍋が鎮座し、脇にはてんこ盛りの具が! 正直言って食べきれるか不安になるくらいの量だった(^_^;) しか〜し! 「出されたものは全部食う」が旅先でのモットーである私は、迷う事無く完食。しばらく動くのが嫌になるくらい食った。いやぁ〜満足満足。

この日はライダーが私を含めて3名。私以外の二人はお遍路さんで、一人は原付スクーター、もう一人はGSX−R1100(!)。聞く所によると移動手段がバイクなら、7〜8日あれば88箇所全部回れるとの事。お遍路ツーリングと言うのも悪くないなぁ。九州ももう一度走りたいし、早くも来年はどうしようか考え始めてたりして。

(愛媛県上浮穴郡久万町 ビジネスホテル「リバーサイド富士」にて記す)

5月3日

実は、今日はどこを走ろうか、出発間際まで考えていた。

足摺岬経由で天満宮前キャンプ場、というルートを考えたんだけど、天気予報によると南に行くほど天気が悪いみたいだし、明日は徳島でTOMOEさん達とキャンプの予定だから、結構距離を走る必要がある。キャンプ場についた時点でヘロヘロですぐ撃沈・・・と言うのも何なので、今日は移動日と割り切って阿南町の2年連続で利用しているビジネス旅館で宿泊と決めた。

朝7時50分ころ、出発。国道33を南下し始めてすぐにぽつぽつと雨が降り始める。薄日が照っていたので「もう少し走れば止むかなぁ」と我慢して走ってたが、次第に降りが本格的になってきたので宿から数キロのところであえなくカッパ着用(-_-;)

井野町から南国市までは高速を使ってパス。もちろん、混雑すると思われる高知と南国市街地をパスするためである。

南国市からは、例によって最短ルートである国道195をひたすら東へ。高知の手前で一時止んでいた雨は、物部を過ぎたあたりから再び本降りに。途中トイレ休憩を挟みつつ、雨の中を淡々と走りつづける。

午後3時、いつもの宿に到着。例によって飛び込みだが、部屋を確保できた。従業員の方の中に私を覚えていた方がいたのが嬉しかった。今日は宴会が何件もあったらしく、宴会場はお酒のにおいがスゴかった(^_^;)

なお、今日も移動に終始したので写真は一枚も撮らずじまいでした。

(徳島県阿南市 ビジネス旅館「えもと」にて記す)

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