キャンプ旅に行こう 2000年の南東北ツーリング旅日記です。
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2000年 東北ツーリング

8月15日

朝5時、携帯のオートパワーオンのアラームで目が覚める(切り忘れてた)。実は午前3時頃に一度目が覚めていたのだが、いつの間にか再度眠っていたようだ。

テントから這い出て清々しい空気を目いっぱい吸い込んで深呼吸。早速湯を沸かしてコーヒーを入れ、しばしの間ぼぉ〜っとする。

カップヌードルで朝食を済ませてテントを撤収、最近のツーリングには珍しく(?)7時前に出発。県道64号線を走って桧原湖を一周、R459へ出て喜多方方面へ。その後R121に右折して米沢方面へ。

道の駅「喜多の郷」に入り、トイレ休憩。丁度この日はトライアルの大会があるらしく、駐車場の入口近くにトライアルバイクが30台ほど止められていた。それを見てトライアルバイクもまた所有してみたくなったんだが・・・トランポが欲しくなるし、当分無理だな。

そしてここには「蔵の湯」という温泉(露天風呂あり・500円)があるのだが、朝9時からということで断念。周囲を見渡すと、結構「道の駅ビバーク」をしている人が結構いて、中にはテーブルを出して寛いでいる人も。近くにキャンプ場が無い場合は結構いいかもしれんなぁ。

その後大峠トンネルを抜けて米沢市街地へ入る手前で止まってルートの再検討、R287を北上してR113へ出る。ここで更にR287を北上するかR113を東へ向かうかしばし考えた結果、R113を東へ行って蔵王近辺のキャンプ場に行く事にする。

交通量が少なくて快適に走れるR113を東進。快調に山中を駆け抜ける。七ヶ宿湖畔を走って道の駅「七ヶ宿」で一服。ここで売店のおっちゃんに「長野県から来たのかぁ」と驚かれてしまう。バイトのねーちゃんにもじっと見られてしまい、年甲斐も無く照れてしまった。

ここで蔵王青少年旅行村のパンフレットをGETし、出発。一旦白石市に出てコンビニで買出し後、R457経由で県道51号へ入る。この辺りから天気がだんだん怪しくなってきた。しばらく走ると案の定大粒の雨。この近辺には雨をしのげる所が全く無いので、慌てて路肩に止まってカッパを着る。しかし雨が非常に大粒の為に、着るまでの間に結構濡れてしまった・・・。

更に数km走ったところで南蔵王青少年旅行村の入口の看板を見つけたのだが、雨の中行こうかどうか地図を見ながらしばらく路肩で考え込んでしまった。

「よし、関川村辺りまで行こう」と走り始めたのはいいものの、R113に出る前に雨がやみ、路面は乾いた状態になってしまった。更にR113を西に向かって走り、トンネルをいくつか抜けた頃にはすっかり晴れてしまった。国道沿いのパーキングに入り、また悩む。考えに考えた末、また蔵王に戻る事にした(^_^;) う〜む、なんという無駄の多い走り方・・・。

R113を一往復半してまたまた県道51へ。雲が多いものの雨はすっかり上がっていた。南蔵王青少年旅行村に一旦バイクを止め、ここにしようかしばし考える。なぜかと言うと、ここも結構料金が高いのだ(1150円)。

TMを見ると、近くに南蔵王キャンプ場というもっと安い所(400円)があったので、とりあえずそっちへ行ってみる事にする。

一旦県道に出て、TMの緯度経度データを頼りにハンディGPSを使って入口となる林道を探す。入っていってみると、ダートと言ってもそれほど距離は無く、路面状態も荷物満載のトランザルプでも楽に走っていける程度の荒れ具合であった。

南蔵王キャンプ場を発見して入口の看板を見てみると、ここも管理しているのは南蔵王青少年旅行村で、料金もそこで支払うらしい。一応車両乗り入れOKみたいだし実際に車がサイトに止められていたのだが、地面が土で急斜面、しかも所々ぬかるみになっているので、とてもじゃないがトランザルプでは入っていけない。

他にもオフローダー2人が来ていたのだが、林道の更に奥へ走り去っていった。また、車で来ていたカップルも他のキャンプ場を当たってみるらしく、立ち去っていった。

結局ここは諦め、南蔵王青少年旅行村に戻ってくると、バイクが1台。料金を払って管理人から一通り説明を受けた後、そのライダーのテントから少し距離を置いた所(適当な所がそこしかなかった)にテントを設営した。後からやってきたホーネット600の人も、ここに決めたようだ。駐車場のすぐ横なので、ほとんどオートキャンプ状態。

テントを張り終えて一息入れた後、再度買出しへ。近くの商店に2件行ってみたが生鮮食料品の類が何にも無く、買うものが無かった。結局、缶詰とカップラーメンが増えただけであった。

昨日は風呂に入れなかったのでコインシャワーで汗を流し、夕食の準備に取り掛かる。と言っても、レトルトのご飯を温めて、缶詰をランタンで暖めただけなんだけど。

後からやってきたYZF1000の方とおしゃべりしながら夕食を取り、午後9時頃就寝。

8月16日

朝食は例によってカップラーメンで済まし、テントを撤収して8時過ぎに出発。県道51号線を抜けてR457へ出る。給油後、県道12号線・エコーラインに入る。

ここは2輪4輪ともいかにも走り屋さんといった感じの車両が多い。コーナーが多くて結構楽しく走れるからだろう。その一方で、タンデムでのんびり走るアメリカンもいたりする。それはそれでいいのだが、追い越そうにも先の見通せないコーナーや対向車が結構多くてタイミングがなかなかつかめない。左に寄って走ってくれるとありがたいんだけど・・・。

それに、せめて後ろに乗せてる彼女にはもっと服装に気を配らせたほうが良いんじゃない? いくら何でも、原付用おわんメットに半袖に短パンに厚底サンダルは無いと思うんだが。

そりゃいつでもフルヘルに膝だの肘だのにプロテクターを付けて、ブーツを履いて完全装備で乗れと言うつもりはさらさら無いけど、競輪選手みたいにダメージを受けるとマズイ頭を守るヘルメットくらいはもっとマシなのを被らせるくらいの事ができないのかなぁ・・・。

閑話休題。

道は鬱蒼とした感じの道から、標高が上がるにつれて木々の高さが低くなっていく。森林限界より上まで来ているのかな? 気温もぐっと下がってきて走ってて非常に気持ちが良い。途中のパーキングで写真を何枚か撮った後、県道53号・21号・R112を経由して山形市内に入り、R348・R287を走ってまたまたR113へ出る。ここからひたすら西へ向かう。今夜は荒川峡温泉郷近辺のキャンプ場に行こうと思って走っていたのだが、気が付いたら通り過ぎていた(^_^;)

まだ時間が早いので道の駅関川に入ってちょいと考え、胎内平キャンプ場に予定変更。R290・県道53号を走って現地へ。

キャンプ場に着いてみると、入口には車止めがある。「もしかして車両進入禁止かな?」と思ったが、近くに他のキャンプ場は無いし、料金もそれほど高くない(410円)ので、ここに決めた。

受付担当の高校生らしきバイトのあんちゃんによると、エンジンをかけなければバイク乗り入れOKとの事。助かるぅ〜。んな訳で、早速バイクを場内に入れてサイトを物色する。

ここはサイトが2段になっていて、奥が一段低くなっている。そこはキャンパーが一人もいなくて快適そうなんだけど、エンジンがかけられない以上出る時が大変なので、管理棟の近くにした。んで、テントを張って気が付いたのだが、ハエが多い・・・(-.-;)  特にテントの日影側は10匹はぶんぶん飛び回っている。ひぇ〜。

ハエを追い払いながらも一息入れて買出しへ。帰ってきてからランタンとストーブの準備をしていたら、カセットボンベのガスが無いのに気が付いた。スペアとして持ってきていた小型カセットコンロ用の小さいボンベを装着しようとしたら、合わない・・・どっしぇぇぇ〜! 口金の直径が同じ大きさだからてっきり合うと思ってたんだけど、切り欠きの大きさが違うのだ。そんな訳で、また買出しに出掛ける羽目に。

最初に買出しに行った商店は日用品なども置いてある所だったので、そこへ行けばあると思っていたら・・・一言「うちには無いですねぇ〜」。どどど、どうしよう。このままじゃストーブもランタンも使えない・・・。

国道7号線に出れば、コンビニがあるとの事だったので、ちょっと遠いけど仕方なく向かう事にした。そんな訳で、往復15km程走ってやっとカセットボンベをGETしたのでした。 

日もすっかり傾き、今夜のバイク組は私とレイドの方とR1100RTの方の3人。レイドの方と夕食を取りながら、バイクやツーリングの話に花が咲く。二人とも偶然同じテントを使っていたのだが、やはりと言うか何と言うか、私のムーンライト3はくたびれているなぁ。レイドの方のムーンライト3は、ほぼ新品と言うせいもあって、フライシートも張りがあってしっかりした感じ。それに比べて私のテントはフライは弛んできているし、色あせてきているし・・・。「お肌の張りが違う」とは正にこの事。

周囲もすっかり暗くなった頃、1台のオフバイク到着。DF200のUさんで、話によると昨年から今年にかけての年越しに関西方面の知り合いとライダーズイン中土佐にいたとの事。ライダー(キャンパー)の世界は狭い・・・(^_^;)

この夜は3人で11時過ぎまで語り合ったのでした。あ〜楽しかった。


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