2010年・北海道の旅日記です。 | |
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2010夏 北海道の旅8月21日とりあえず今日のターゲット(?)として、
とりあえず釧路市街地を出て道道142を経由してR44へ出る。この辺りから雨が降り始め、厚岸望洋台PAにてカッパ着用。もちろん足もライディングシューズから長靴に履き替え、万全の雨対策で東へ向かった。 道道988号線この道はR44姉別原野から根室本線・姉別駅を経由して道道142号線に接続する路線。何か面白そうなスポットがあるのかと言うと…特にありません(汗)。本当に何の変哲もない道道です。なぜこの道を走る事にしたのかと言うと、道路系サイトを見ていて景色が良さそうだから…というただその一点のみ。姉別駅前辺りで少々迷ったけど、後はトレースするのは簡単だ。 この道のハイライト(?)はR44方面から走った場合は後半部分になる。 トップページでも使っているこの写真、道の向こうに海が見えているのが分かるだろうか。晴れていれば道が海に一直線に向かっているように見えていい景色なんだろうけど…。 この道道は一部ダートだが、写真の通り超フラットなので飛ばさなければロードバイクでも普通に走ることができる。 周囲は牧草地(?)と原野が広がっているだけで、人工物が極端に少ない北海道らしい景色。交通量は極めて少なく、車はもちろんバイクの姿など皆無。 まぁ特に用事でもない限り、道外のツーリングライダーこの道を走るとも思えないが(苦笑)。 写真をつなげてパノラマにしてみた。 画角が広すぎて魚眼風になってしまったが、原野の中を直線的に突っ切っているのが分かると思う。 そして道道988は、一直線に海岸線に向かって駆け下り道道142に突き当たって終了。舗装がまだ真新しいところを見ると、この部分は近年に舗装されたようだ。 もしダートのままだったら、こちら側から登っていくのも楽しかったかも。 もし晴れてたら青と緑のコントラストが美しい道なんだろうなと思うが、生憎の曇り空。それだけが残念だった。 フレシマ湿原フレシマ湿原は、道道142別当賀駅近くからダートを3km程海岸方向に走った所にある湿原。ホロニタイ湿原とも言う。左写真は、道道142から分岐するダート。最初は北海道らしい直線ダートでオフ系バイクなら気持よく走れるが、この先には民家があり生活道路でもあるので飛ばし過ぎは禁物。 かく言う私もロードタイヤを履いていることをすっかり忘れてペースアップしたせいで、コーナー手前で思いっきり冷汗かきました…。 この先は木々の中を緩いカーブを繋いで海岸に向かう。 やがて周囲の景色が開けて、広大な草原が現れる。ここがフレシマ湿原で、展望台(?)もある。 今回は小雨の降る天気だったが、晴れていれば緑の草原と碧い海と空の織り成す北海道らしい景色が楽しめるだろう。 思わず散策もしてみたくなりそうだが、残念ながらダートの道以外は私有地なので進入不可。実はこのフレシマ湿原は元々牧場で、2005年までは馬が放牧されていたとの事。 道はやがてゲートで塞がれて終わる。海岸に出てみたいがやむを得ない。 右手には牧場の建物が倒壊した残骸があり、人が少ない(と言うかこの時は他に誰もいなかった)事がもの寂しさを感じさせるが、晴れていれば景色を楽しみながらのんびりするのに良い所だろう。 その後、道道953→R44→R243→道道8→R272→R244と走り継いだ。奥行臼で一昨年も訪れた別海村営軌道の奥行臼停留所跡にちょいと立ち寄ってみた以外は、私としては珍しくほぼ走り通し。 北海道通いを始めた頃は、内地ではなかなか無いシチュエーションをバイクで走る事自体が面白くて、キャンプ地から次のキャンプ地まで走りっ放しということが多かった。近年は走りっ放しということは少なくなったけど、たまには初心に戻って走り自体を楽しむのも悪くない。 走りを堪能しつつ次に向かったのは、メロディーロード。 メロディーロードメロディロードは、標津町道川北 北七線というのが正式名称(「メロディロード」という言葉自体が登録商標なのだそうな)。場所はTM北海道版P44-C-4。R244から道道774に入って少し走ると入口に看板が出ているので、迷う事は無いと思う。ただし道道774側から入った場合は、音の出る区間を一旦通りすぎてから戻る形になる(音の出る区間が南東側から北西方向になっている為)。 右写真は音の出る区間の始まりにある標識。ト音記号の標識で、この真横から音が出るようになる。 音の出る仕組みは分かっている方も多いと思うが、路面に刻まれたグルービングの上を走る事で発生するロードノイズがメロディを奏でるというもの。このグルービングの幅や間隔を微妙に調整することで音階等を表現する。 「バイクでは聞き取れない」とTMでは書かれているが、自分で走ってみて聞き取れないのを確認。残念ではあるが、車で行く機会のある人は走ってみるのも面白いかも。実際、ここを往復している車がいたしね。 あと、左写真のように右タイヤ用と左タイヤ用で別々のグルービングが施されている区間も。 で、終了部分には八分音符の標識が。開始部分の標識といい、音楽記号の標識なんてここにしか無いでしょうな。 あと開始部分から終了部分までの路肩には、知床旅情の歌詞が一文字づつ書かれた看板が立っていたけど、読み取れるかどうかは微妙…。 メロディロードを訪問した後は、キャンプ場に直行。その途中、休憩中にレトロな看板を発見。 手書き感満点の顔に、縦溝しか無い接地面。 某タイヤメーカー(思いっきり書かれているけど)の看板だけど、地元にも殆ど残っていないので懐かしかった。 今日のキャンプ地は、いつもの和琴湖畔キャンプ場。お盆を過ぎているし、それほど混んでいないかな…と思ったが利用者は結構多かった。 まぁ和琴半島に温泉が二ヶ所あるし、周辺地域にも多数の温泉があるしベース基地には丁度いいからねぇ。 いつ来ても思うのだが、こちら側の湖面はいつも穏やかで荒れている事が少ない。少なくとも自分が利用した時はそう。 このロケーションが気に入ってほぼ毎年ここに来ているのだが、慣れているせいかやっぱり落ち着く。 とりあえず、ライダー・チャリダー専用エリアにテントを張る。 テントを張り終えて荷物を中に放り込んだ時点で、ここから動く気が完全に消滅(苦笑)。という訳で、晩酌と給食の買出しもここの売店で。 屈斜路湖を眺めながら晩酌と夕食を済ませ、午後9時前には就寝。 [ 8/19 | 8/20 | 8/21 | 8/22その1 ] |
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