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１９９７年の北海道ツーリング旅日記です。 |
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１９９７年 北海道ツーリング８月９日 相変わらず朝から曇り空。少々寒かったのでカッパを着てから出発する。国道２３２を北上し、天塩町から道道１０６号に入り、海岸線をひたすら北へ。北上するにつれ海からの風が強くなり、抜海の少し南付近ではうかうかしてると対向車線まで吹っ飛びそうになる程に横風が強かった。富士見の道の駅で一服していると、男性が近づいてくる。何かと思ったらパンフレットを差し出し、「今日稚内温泉横の球場でライダーフェスティバルをするので、是非来て下さい。」と言い、立ち去っていった。見ると「５００円で焼酎飲み放題」…今日はクッチャロ湖畔キャンプ場に行くつもりだったが、早速予定変更したのは言うまでもない。  そこへＹＳＲ８０のライダーがやってきたのでその話をすると、参加すると言う。とりあえず会場で再会する事とし、出発。その前に会場を覗いて見たら、まだ準備中もいい所。一旦宗谷岬へハンドルを向けた。途中から振ってきた土砂降りの雨の中を宗谷岬に到着。’９４年にもまして観光地化していた。うんざりしつつ食堂「最北端」でラーメンを食べ、給油を済ませて会場へ引き返す。 会場に戻ると、既に何人かのライダーがいた。会費を払って入場し、バイクを隅に止めて先ほどのＹＳＲの人と話をしながら開演を待った。夕方からバンド演奏を聞きながら焼肉大会。しかし客の人数の関係か盛り上がりは今ひとつ(^_^;)  焼酎もガンガン飲んで、写真も何枚も撮った…と思う。実を言うと、途中から記憶が無くなっている。気が付いたら、宿泊所に当てられていた体育館の床の上に、タンクバックを枕にシュラフにも入らず眠っていた。８月１０日二日酔いでふらふらする体を引き摺る様にしてトイレに行くと、あっちこっちがゲ○だらけ。おいおい、こんな状態じゃ来年は中止になるんじゃないか？ と心配しつつグラウンドに止めたままになっているバイクを取りに行く。荷物を載せて忘れ物が無いか確認（したつもりだった）し、出発。稚内から国道４０号線を南下するが、音威子府の道の駅に行くまでに２回ほど戻してしまった。強烈な二日酔いで運転するのはつらい…自業自得と人は言う。当然こんな状態じゃ観光もほとんどせずにただ移動するだけに近い状態。 美深から国道２７５号線に入り、多度志から旭川へ。途中いつも以上に休憩を重ねながら午後３時頃日の出公園キャンプ場に到着。既にサイトは連泊組が軒並み良い所を占領していたので、やむを得ず傾斜地にテントを設営、パニアを開けてみると妙に荷物が少ない。「？？？…ああっっ！！シュラフとマットが無い！！」 そうです、稚内に忘れてきてしまったのです。 その日の夜、カッパを被って寝ている私がそこにいた・・・。 |
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