キャンプ旅に行こう 1997年の北海道ツーリング旅日記です。
ホーム > 旅日記 > 1997年北海道ツーリング

1997年 北海道ツーリング

8月11日

マットとシュラフとは諦める事にした。どっちも980円で購入し、4年以上使ったから十分元は取れただろう。となると、どこかで購入しなければならない。近くのキャンパーに一番近いホームセンターかアウトドア用品店が無いか聞いてみると、私の予定走行ルートを聞いてから「帯広まで無いんじゃないかなぁ」との事でがっかり。今夜はキャンプ場で借りるしかなさそうだ。

出発後国道237号線を南下し、門別に出たところでホームセンター発見! 超安物のシュラフとマットを購入した。やれやれ助かったぁ〜。これでシュラフを借りられるキャンプ場を探さずにすむ。安物とは言え無いよりははるかにマシ。

今夜のキャンプ地は百人浜キャンプ場と決め、襟裳岬へ向かう。オロロン街道以上に風が強く、車体をバンクさせないとまっすぐ走らない。足元がすくわれそうな感じでフラフラしつつ対向車線にはみ出さないように必死になって走る。岬に着いた時はくたくたになっていた。

トイレを済ませてバイクの所に戻ってら、キーが無いのに気が付いた。慌ててトイレに戻ってみたがキーは無い。顔面真っ青になって探すが見つからない。店の人にも聞いてみたが知らないと言う。「どどど、どうしよう…」

すると、店の人がキーを持ってきてくれた。話によると、団体さんが拾ってくれたとの事。誰かはわかりませんが、本当にありがとうございます。そして、店の方にもご迷惑をかけてしまい、すみませんでした。

今夜の買出しを済ませて百人浜キャンプ場へ。相変わらず雰囲気の良いキャンプ場である。

テントを張り中でゴソゴソ着替えていると、外から「すみませーん」との声が。北海道ツーリング中のチャリダー二人組であった。何でも、夕食を買いそびれた為に近くの店まで乗せていって欲しいと言う。しかし、彼らは当然ヘルメットなど持っていないので代わりに買出しに行ってきた。

その夜は意気投合した彼らと宴会。今日に失敗を忘れさせてくれるほど楽しかった。と同時に、チャリダーの元気さに驚いた。メニューは彼らに教えてもらった「のりたまパスタ」。パスタものりたまも安いし腹いっぱいになる。これからは料理を作るのが面倒な時の定番メニューになりそうな気配(^_^;)

8月12日

今日は弟子屈町まで走る事にした。距離を稼がなくてはならなかったので7時過ぎに出発。昨夜のチャリダー二人はまだ寝ているらしかった。起こすのも気の毒だったのでそのまま出発した。

黄金道路はトンネルだらけなのは北海道に行った事のある人なら知っていると思うが、そのほとんどが工事で片側交互通行になっていて通過に時間がかかってしまった。

豊似から国道236に入り、幸福駅へ。ここは旧国鉄広尾線の駅で、駅名が駅名なので全国的に有名になった所。線路自体は廃線になってしまったが、駅は愛国駅と共に残されている。「愛国発 幸福行」の切符が売店でバンバン売られていた(^_^;)

雨が降っているにもかかわらず結構な人出であった。構内を一通り見てまわり、写真を撮って次は愛国駅へ。ここは資料館みたいになっていたが、幸福駅と比べて閑散としていた。

ここまででかなり時間を使ってしまったので、先を急ぐ事にする。国道241号線を帯広〜足寄〜弟子屈と走ったのだが、とにかく長く感じられた。ずっと雨が降っているし、トイレが近くなって道の駅を見つける度にトイレ休憩。弟子屈町に着いた時は体が冷え切ってしまって震えが止まらなくなっていた。

さすがにこの状態でキャンプはマズイと思い、道の駅にて宿を探す。

ようやく「森の家」という宿を確保し行ってみると、ごく普通の民宿と言う感じであった。裏の倉庫にバイクを入れ宿の中に入ると、一気にメガネが曇ってしまうほどの暖房がされていた。部屋に入ってから溜まった洗濯物を洗い、一通り干してから風呂へ入る。男湯がちょっとした銭湯並みの広さがあるのに驚いたが、工事関係者が多く泊まる宿と言う事を考えれば当たり前か

。その夜は久しぶりの布団で思いっきり爆睡したのであった。


リンク

ホーム
旅日記TOP

コンテンツ内リンク

8/6〜8
8/9〜10
・8/11〜12
8/13〜14
8/15〜16
8/17〜19





▲ページ先頭に戻る