キャンプ旅に行こう カーナビの種類や購入する場合の注意点を掲載しています。
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カーナビについて

カーナビと言っても、下の表にある通り色々なタイプがあります。

車をお持ちの方なら興味がある方が多いと思いますし、いろいろ知っている方も多いと思いますが、簡単ながら説明します。ただし長所短所は管理人の主観が多分に入っていますので、あらかじめご承知置きください。

カーナビの種類

本体の形状 地図のソース
インダッシュタイプ HDD(ハードディスク)
本体内蔵メモリ
メモリーカード
2DINタイプ
ポータブルタイプ
ハンディGPS 本体内蔵メモリ
メモリーカード

種類別の長短所

インダッシュタイプ

ナビ本体とモニターが一体構造になっていて、本体はオーディオスペースに設置しナビを使う時にモニターを出すタイプ。

今はこのタイプは全く無いわけではないですが、かなり少なくなっています。

長所
  • ナビを使わない場合はモニターを収納できるので、見た目がすっきりする。
短所
  • モニターを出した時には本体より高い位置にくるので、オーディオスペースの上に空調の噴出し口がある場合は噴出し口を塞ぐ形になってしまう。
  • オーディオスペース上に飛び出た部分がある場合、モニターを出すと干渉してしまう場合がある。モニターの角度等の調整はできるが、見にくい角度になる恐れもある。

2DINタイプ

本体がオーディオスペース2段分の高さがあり、本体前面が全てモニターになっているタイプ。トヨタ車やダイハツ車は更にワイドなタイプになっている。

長所
  • モニターが視界を遮る事が無い。見た目もすっきりする。
  • 2デッキや3デッキ内蔵タイプなら、ナビをしながらCDやDVD、MDを使用可能。
短所
  • オーディオスペースが下のほうにある車種の場合、画面が見にくくなる。
  • CDやDVDを出し入れする時にモニターをチルトさせなければならない。

ポータブルタイプ

本体だけで完結していて、持ち運びや複数の車で共有できるタイプ。基本的にオーディオスペースには入らない。

以前はマップソースがCD-ROMやDVD-ROMで本体サイズも大きかったのですが、最近は本体内蔵メモリーやSDカードを地図のソースに使ったタイプのナビになっていて、本体もコンパクトになっています。コンパクトなものは画面は小さいのですが、価格が安く設置も簡単なので安価なナビが欲しい方や、とりあえず現在位置が分かれば良いといった方にお勧めです。

長所
  • 比較的価格がやすい。
  • 本体と本体付属品だけで完結しているので、基本的に他に買い足すものは無い。
  • 車体から車速センサー等を取らないのであれば、自分で簡単に設置が可能。
  • 必要の無い時は取り外しておける。
  • 電源確保さえ何とかなれば、バイクでも使用可能。バイク用ナビもある。
  • 振動にも強いと思われます。バイクでの使用を考慮された機種もあります。
  • 走行軌跡をUSB経由でパソコンに取り込み可能の機種がある。
短所
  • 車速センサーを取らない場合はGPS信号だけでの測位になるので、精度が落ちる。ジャイロセンサー(車体の向きや加速度等を感知するセンサー)が無い場合は更に精度が落ちる。
  • 本体に直射日光が当たる事が多いので、誤動作や内蔵バッテリーに悪影響を及ぼす場合がある。
  • バイクで使う場合、設置にかなり工夫が必要。熱対策・雨対策・盗難対策も必須(バイクで使う事を考慮した機種は除く)。
  • コンパクトな機種はそれと引き換えに画面が小さい。2DINタイプ並みの大きな画面のものもあるが、本体も大きいので設置場所に注意が必要。
  • ルート案内が主要道路中心になりやすく、距離優先でも最短距離になるとは限らない。
  • カードのデータ量も以前のCD-ROMやDVD-ROMよりは多いけど、HDDよりは少ない。

ハンディGPS

純粋に位置を緯度・経度・高度のみで表示するもので、日の出日の入り・潮の満ち引きなども分かるものが多い。また目的地の位置を入力しておく事で目的地までの直線距離・方向や方角、自分の移動速度も表示できる。カーナビは基本的にこのGPSを自動車用に発展させたもの。

手のひらサイズですが機種によっては道路地図を内蔵していたり、バイク・自転車用取り付けベースと自動車用取り付けベース、シガーライター用電源コードがオプションであるものもあります。

バイクと車両方で使っている方もおられます。

長所
  • とにかくコンパクト(ほとんどが手のひらサイズ)。
  • 乾電池の他、ほとんどの機種がDC12Vでも動く。
  • バイクでも車でも使用可能。オプションでバイク用取り付けステーがある機種もある。
  • 緯度経度の入った地図や海図等があれば、道の無い所(山奥や海上や空)でも使用可能(これが本来の使い方だったりするのですが)。
  • 高級機種の場合、オプションで詳細道路地図を入れる事ができる。
  • 軌跡をメモリーしておけば、パソコン用インターフェース(USBやシリアルポート)のある機種ならば後でパソコンに取り込んで走行経路を再現可能。
短所
  • 画面が小さい。
  • 情報量や精度は本格的なカーナビより落ちる。
  • 画面上に道路地図が表示できるのは、高級機種に限られる。
  • 高級機種は価格が高い(ポータブルカーナビの上位機種が買えてしまう)。
  • 詳細地図はパソコンを使ってインストールする必要があり、また日本全体の詳細道路地図はほとんどの場合は入らない(メモリー容量による)。

地図のソース

CD-ROMとDVD-ROMは現在ほとんど無いので、割愛しました。

HDD
(ハードディスク)
長所 アクセス速度の速いHDDに地図データが入っているので、経路探索も早いと思われる(使った事が無いので推定)。また、音楽データも入れておく事ができるので、CDを入れ直す必要が無い。
短所 地図の更新はメーカーからデータの入ったディスクを購入してインストールする作業が必要。
内蔵メモリー
メモリーカード
長所 地図データの読み込みが早いので、動作が意外と速い。また機械的に動作する部分が少ないので、振動で読み込みミスが発生する事があるCDやDVDより振動に強い。
短所 他の媒体と同じで、地図データがけっこう高価である。

注意点&おすすめ

機能面

機能面で言えば、やはりポータブルより2DINタイプが上です。特に安いポータブルタイプは複数経路探索機能が無いとか、経路探索自体も探索アルゴリズムが主要道路メインになっている場合が多く、距離優先でも最短距離を選ぶとは限らないとかあったりします。

ポータブルでも高級機種なら2DINタイプなみの機能や画面の大きさはありますが、設置場所をよく考えないと視界の邪魔になったり価格も2DINタイプ並になったりとか。

純正オーディオが取り外し不可能とか、バイクと車で兼用するとか、2台以上の車で兼用する等ポータブルタイプでなければならない事情が無い限り、2DINタイプのほうが良いと思います。

FM-VICS

VICSは渋滞や通行規制等の道路情報をFMで取り込んで、文字や図形及び地図上に表示する機能ですが、これはあったほうが良いです。進行方向の情報が事前に入るのは、やはり安心感が違います。

2DINタイプは大抵付いている機能ですが、安価なポータブルタイプでは省略されている事が多いので注意です。他にもビーコンをユニットを追加すれば更に詳しい情報を得られますが、ほとんどがオプションですしどこでも使えるわけではないので、追加するのは必要と思う場合だけでも良いでしょう。

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