2001年の北海道ツーリング旅日記です。 | |
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2001年 北海道ツーリング8月7日(火)カラスの鳴き声で5時頃目が覚める。インスタントラーメンで朝食後テントを撤収し、ちんさんに続いて私も出発。摩周湖に向かうTNTさんと途中まで一緒に走り、川湯方面との分岐で別れて屈斜路湖に沿って北上、コタンに立ち寄る。早速露天風呂に入ろうと思ったが、結構混んでいてゆっくり入る・・・という雰囲気ではなかった(若年ライダー男女ばっかり)ので、先に進む事にする。結局温泉は少し先の外来入浴OKの民宿で入った。入湯料500円也。露天風呂もあり、時間が早かったせいもあって貸し切り状態。内湯はなかなか良い雰囲気で、良い所でした(^^) ちなみに、ここの内湯は男湯と女湯が一つの浴槽で、間に仕切りがあるだけ。しかもその仕切りが木製なので、水面から下は仕切られておりませんでした(^_^;) 次に向かったのは硫黄山。アイヌ語で「アトサヌプリ」と言うが、直訳すると「裸の山」。噴出する硫黄混じりの水蒸気の為に木が生えていないのである。ここは近くまで来るだけでも硫黄の臭いが漂ってくる。駐車場にトラを置き、歩き始める。 噴出口で玉子を茹でて(蒸して?)いて、それを売っているおっちゃんがお客さんを呼び込もうと拡声器を使って喋っている。噴出口を撮ろうと近づくが、蒸気がすごくてなかなか取れない。やっとの思いで撮影後、蒸気に巻かれて眼鏡が曇り、少しの間身動きが取れなくなってしまった(^^ゞ
一度国道391に出てから道道102に左折し、一路網走へと向かう。 網走市内で大手電器店の場所を聞き、バイクを走らせる。市街地からちょっと離れたところにある店でデジカメを購入。なぜかというと、今度はデジカメが壊れてしまったからである。12800円+消費税・・・予定外の出費(T_T) と言う事で、このページの女満別以降の写真はここで買ったデジカメで撮影したものです。 国道39から240を南下する。女満別あたりは富良野か美瑛のような景色が続く。話によると、丘の大きさではこちらのほうが上だそうだ。
津別で道道27に入り、一路チミケップ湖へ向かう。チミケップ湖へ行くには、どの道を通ってもダートを走らねばならないのだが、車が結構通るので堅く踏み固められており、ロードバイクでも飛ばさなければ楽勝で走れます。 チミケップ湖は、話に聞いていたとおりとても素晴らしい所。周囲には人工建造物は全く見あたらず、とても静かで時間に取り残されたみたい。ここのキャンプ場にはキャンパーが一組いたが、のんびりと過ごしていた。湖面にはカヌーを楽しむ人も。すっかり気に入ってしまいました。 買い出しは少し不便だけど、ここのキャンプ場も一度は利用してみたいと思ったのでした。
チミケップを後にし、来た道をトンボ帰り。本当は少し南にある鹿鳴の滝に行きたかったが、土砂崩れで通行止めになっていて行く事ができなかったのである。 国道243を走り、美幌峠へ。ここは以前来た事があったのだが、いつも霧ばっかりで景色を楽しむどころじゃなかった経過がある。今日は天気が良いので、これはチャンスとばかりに行ってみた。 階段の左側は屈斜路湖が美しい姿を見せている。摩周湖とはまた違った美しさがある。右側は草原が続き、これもまた絶景。しばしここで一服。
結局、朝出発したばかりのキャンプ場へ戻ってきてしまった(^_^;) TNTさんに「まさか本当に戻ってくるとは・・・」と言われてしまった。 (和琴半島湖畔キャンプ場にて) 8月8日(水)今夜も連泊することにした。今利用している和琴半島湖畔キャンプ場をベースにすると、道東のほとんどの場所に日帰りで行くことができるからである。今日は和琴半島の散歩から始まった。和琴半島は遊歩道しかなく、車はもちろんバイクの乗り入れも禁止されているので、歩くしかない。 遊歩道を歩き始めると、すぐに露天風呂が見えてくる。遊歩道のすぐ横にあり、もちろん通行人から丸見え(現在は生け垣が設置されています)。入るのは勇気がいる所である。さすがに私はここでの真っ昼間の入浴は遠慮したい(^_^;) 湯に手を入れてみたが、結構熱めの湯であった。
しばらく歩くと、もう一つの温泉が見えてくる。ここは内湯で、摩周湖の波の音を聞きながら入る事のできる所である。混浴で、湯船の底から自噴する湯と屈斜路湖の水とを混ぜて湯温調整している温泉。ドアを開けるといきなり脱衣所(しかも男女共同!)と聞いているので、女性が着替えていたらヒンシュクだなぁと思って中には入らなかった。
駐車場から1kmほど歩いて、ようやくオヤコツ地獄に到着。ここは展望台になっていて、湖岸から蒸気がわき上がってくるのを見る事ができる。下を覗いたら湯船らしき物が作られていた。ここで入る人もいるという事か。
次に向かったのは多和平。しかし、厚い雲に覆われ、雨もポツポツ降っているという悪条件だ。案の定、多和平も小雨が降るコンディションで、キャンパーも数えるほどしかいなかった。しかし、展望はそれほど悪くなく、結構遠くまで見通す事ができたのでした。晴れていたら、文字通りの絶景なんだろうなぁ。
ひたすら直線が続く道道885を走り、道道105を裏摩周展望台へ向かう。両側は鬱蒼とした感じの森が広がり、その中の道を次第に標高を上げていく。 前述したように今日は天気が悪く、裏摩周も霧の中。ここからの摩周湖もなかなか美しいと聞いてはいるのだが、写真の通り真っ白けっけで何も見えなかったのでした・・・残念。
そして、数キロ離れた所にある神の子池へ向かう。ダートが2kmほどあるが、ロードバイクでも特に問題なく走れる道。実際ロードバイクが何台か来ていました。 この池は本当に水が綺麗で、湖底から沸き出す水が見えるほどの透明度。水はエメラルド色というか、とにかく綺麗な色をしている。こんな綺麗な池がまだあるんだなぁ・・・内地じゃなかなかお目にかかれないだろうな。 しばしの間、その美しさに見とれていたのでした。
その後、ベースキャンプへ戻り、のんびりする。正直言って少し疲れが溜まっていたし、たまにはのんびりするのも良いだろう。 夕方近く、近くに泊まっているゼファー1100をふと見たら、旅コミ誌2Xのステッカーが貼られていた。持ち主は「塾長」さんという方。この夜は、塾長さんと共に酒を飲み、楽しい夜を過ごしたのでした。 (和琴半島湖畔キャンプ場にて)
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