キャンプ旅に行こう 2008年夏・北海道旅日記です。
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2008年夏 北海道の旅

8月13日

朝食をとっとと済ませ、お隣さんの長期連泊カブライダー氏(結構年配の方)とお喋りしつつテントを撤収。

荷運びは大変だけど、なかなか良いキャンプ場だったなと思いつつ、荷物をリヤカーで一気に駐車場まで運んでデミオ君に積み込み、出発。利便性の良いキャンプ場だし、また利用する機会もあるだろう。

とりあえずR237を南下、富良野市街を抜けて山部に差し掛かった頃、一台のバイクが私を追い越してこちらに合図を送ってきた。

「え?何だ?」と思って良く見ると、友人のFuG氏だった。おぉ!何という偶然!

信号待ちでちょっとお喋り。FuG氏は、松本ナンバーのデミオだったのでもしかしたら・・・と思ったそうだけど、まぁ他にいないでしょうなぁ(^_^;)

その後FuG氏とはR237とR38の交差点で別れる。FuG氏はR237に右折、私は狩勝峠方面に向かうのでそのまま直進した。

新内駅跡(旧SLホテル)

SLホテルというのは、かつてブルートレイン等で使われた寝台客車をそのまま宿泊施設として再利用したもの。以前は列車ホテルとして日本各地に存在したらしいが、今は大部分が廃止されてしまっているという。

道の駅「あいおい」等では客車を改造した宿泊施設があるが、それらはライダーハウスの客車版と言うべきもので、ホテルではない。列車ホテルは寝台設備をそのまま利用していたもので、当然有料。

旧根室本線新内駅跡にも、かつてSLホテルとして使われた列車があるという事で立ち寄ってみた。

旧新内駅跡は、サホロカントリークラブのすぐ脇にあった。SLホテルとしての利用されなくなってから久しいが、ホームとSLと客車はそのまま残されており、駐車場もある。観光施設としてはまだ利用があるようで、馬車もあったりする。

今回の訪問は旧新内駅跡の見学の他に、路盤跡をチャリで辿ってみるのも面白そうだと思ったからである。

まずはかつてSLホテルとして使われた客車がどうなっているか見るが・・・実態は放置中という感じ。内部の寝台設備はそのまま残っているが、シートがすっかり色褪せてしまっており、ホテルとして営業をやめてからの年月を感じさせてしまう。

客車は3両あるがSL共々若干傾いてしまっているし、とりあえず管理されているようではあるが、路盤自体がだいぶ痛んでしまっているようだ。

寝台設備はそのままで、「個室が確保できる、ちょっと豪華なライダーハウス」的な施設として復活してくれたら嬉しいんだけどなぁ。まぁこれは個人的な意見なんだけど。

で、峠方向の路盤を見てみたら・・・右写真の通り藪と化していて、チャリどころか歩きでも入っていく気にならない状態。

写真左方向に半分藪化した林道があるので、もしかしたらそれを辿っていけば良いのかもしれないが・・・道がぬかるんでいてチャリはもちろん、車でもかなり苦労しそうなのと、今にも雨が降り出しそうな天気、そして時間的都合を考えチャリを出すのはやめておいた。何よりも熊対策が十分ではない、というのが一番大きかったんだけど。

でも機会があったら、熊対策を取った上で路盤跡を辿ってみたい。トンネルも通り抜けはできないにせよ、まだ残っているみたいだし。

峠方向とは反対の新得側は路盤跡がそのまま遊歩道になっています。



とりあえず、狩勝峠越え旧線について。

TM北海道版P25-H-3を見ると、新狩勝トンネルがある。これは見ての通りJRのトンネルなんだけど、「新」と言うからには「旧」もある。

旧狩勝隧道は現在の狩勝トンネルより北側、現在のR38狩勝峠のほぼ真下を通っていた。初代ツーリングマップ北海道版を持っている方は、47ページを見て欲しい(持っていない方、ごめんなさい)。

新得駅の少し北から「実験線」という路線が北に分岐しているが、これこそが旧根室本線。新得駅からはしばらく直線が続いた後、狩勝峠まで上っていく為に山肌に沿う形でグネグネと蛇行しながら登っていた。この新得駅から狩勝隧道までの区間は、かつて日本三大車窓の一つにも数えられた。

旧狩勝隧道自体も急勾配で、SLが出す煙による煙害そして急カーブが連続してスピードアップも困難な為に、1966年に現在の新線に付け替えられた。しかし旧線はしばらく新内駅までは残され、列車の競合脱線のメカニズム解明や瀬戸大橋建設に伴うデータ取り等が行われ、1979年にその使命を終えた。現在、新得駅〜新内駅間は遊歩道として整備されている。

この旧狩勝峠超えの路盤跡、国土地理院の地形図にも痕跡が残っているので、興味のある方は一度ご覧あれ。勾配を緩和する為にターンを繰り返しながら登っていた様子が分かります。

地図はこちら。(国土地理院・電子国土ポータルにて作成)



道道75、133、54号を経由して再びR38に戻り、R336から昆布刈石方面へ。

釧路方面に向かうのでそのままR38を走っても良かったのだが、交通量が少ないのであえて遠回りなこのルートを選んだ。昆布刈石は景色も良いし。

で、このR336は海岸沿いになるとすぐ海側を走るダートが並行するようになるが、昔ツーリングマップに写真が掲載された事もあって、走ってみたいと思う人も多かっただろう。

しかしすぐ横にR336が通った事で、現在は通行止めになっている。道自体は通行不可能なほど荒れているわけではないのだが。

で、そのR336も途切れてダート区間になる。ちなみにこの道は前述のダート区間の延長になるので、R336終端からクランク状に移る事になる。だったら、通行止めになっているダート区間も、荒天時以外は通行可能にしてもらえたら嬉しいのだが・・・。

脇道があったのでちょいと入ってみたが、なかなか景色の良い場所だった。

ここで海を見ながらちょいと一服。先にある昆布刈石展望台と違って他に車が来る事はほとんど無いので、のんびりできるのだ。

この下っていく道、この時は「海岸に降りていく道かな?」と思っていたのだが、帰ってからちょっと調べてみたら、どうやらこの道は旧道らしいのだ。

現在も昆布刈石展望台の下には旧道の痕跡があるらしいが、ほぼ廃道状態で車やバイクでは進入不可能とか。とは言え、ここから先に行かなかったのはちょっともったいない事をしたかな? という気分。また次の機会に・・・という所かな。

黄金の滝

ダート区間に入って少し走ると、「黄金の滝」という看板があったので立ち寄ってみた。現TMには掲載されていないが、道の脇にあるのですぐ分かる。

で、右写真が黄金の滝。そう、この滝は下から見上げるのではなく、上からしか見られないのだ。従って、全体像は見られない。しかも駐車場(と言うか単なる未舗装の広場)から滝までは獣道があるだけで、柵も無ければロープも無い。

水が落ちる所まで近づこうと思えば、限りなく近づける。しかし落ちたら自分の責任ですよ、という状態。つまり究極の自己責任観光スポット(?)でもある。

しかし個人的には、こういうのも悪くないと思う。遊歩道を作って安全に見られるより、脅威を感じたほうがより臨場感があるというか。

ちなみに写真はすぐ近くまで行って撮った写真のように見えますが、獣道の最先端部(?)から若干望遠で撮ってます。さすがにいくら小川とは言え、川の中に入って滝に近づく度胸はありません。

足元も滑りやすいので、行かれる方はご注意をば・・・。



黄金の滝を後にし、定番(?)の昆布刈石展望台からのひとコマ。

写真にトンネルが写っているのが分かると思うけど、これが道道1038号線に新たに掘られたトンネル。せっかく良い景色なのに、ちょっと目に付いて興醒めではある。

とは言え地元の人にしてみれば非常に有り難いわけで、生活者の立場と観光客の立場で意見が反対になってしまうのは仕方ないのかもしれない。

旧トンネルはこの写真では新トンネルの少し右側にあるのだが、車の離合ができない狭いトンネルだった。トンネル前後が二車線幅の道路なので、まさにボトルネックになっていたわけだ。

ちなみに旧トンネルへの道は既に封鎖されて線形改良がなされており、通行は不可能になっている。新しい旧道(?)ができた直後であった。

旧国道38号線

TM北海道版P21-G-1を見ると、旧国道38号線が掲載されている。旧道好きの私としては、これは是非行かねばなるまいと音別駅の少し釧路寄りの道に右折。

で、この旧国道はずっとダートなんだけど、音別側は車一台分の幅の区間が多いが、釧路側は普通車の離合も苦にならない程度の道幅が確保されている。

とは言え、この道がかつての大動脈だったとはほとんどの人には信じられないだろう。途中には最大重量5tという小さな橋がいくつかあり、大型車は通行不可。当時の大型車はどうしていたんだろうとと思いながらも、シーサイドドライブを堪能。ダートだけど・・・。


ちなみにナビで表示されているのは現国道38号と、すぐ横を通っている根室本線だけ。この付近、100mスケールの地図では他に何にも表示されないのだ。このあたりも北海道らしいですな。

ナビ上では、線路を走っている状態です(笑)。

それから後で知ったんだけど、前述の道道1038号線も旧国道38号線だった。現在はトンネルを始めとして改良工事が進んでいて、将来的には現国道38号の迂回路になる予定だそうだ。

現国道38号に復帰してからは、釧路に直行。そして、釧路駅前のいつものホテルへ。夕食はこれまたいつもの呑み屋で。晩酌&食事の後はホテルに直帰。もっとウロウロしても良かったんだけど、釧路駅前って夜になると以外と閉まっている所が多く、あまり行く所が無いんですよねぇ・・・。

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