キャンプ旅に行こう 2008年夏・北海道旅日記です。
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2008年夏 北海道の旅

8月16日

昨夜はコーヒー焼酎をちょいとばかり呑み過ぎたらしい。やや二日酔い気味の状態で朝を迎えた。

今日の予定を考えながら朝食を済ませ、身支度を整えて荷物をデミオに放り込む。

左写真は宿泊客全員のバイクと車。まぁ出発前の記念写真といったところです。

この中に全員が入った写真も撮ったんだけど、それを宿泊者全員のカメラを一台づつ取り替えながら人数分撮影したtoshiさん、お疲れ様でした。

支笏湖

支笏湖は観光地として有名なので、湖自体の詳細な説明は省略。とりあえず水深363mの日本で二番目に深いカルデラ湖で、最北の不凍湖。

アイヌ語で「シ・コッ」(大きな窪地)から来ている地名。昔は現在の千歳や苫小牧も含めた広い範囲を現す地名だったらしいが、今では支笏湖に残るのみ。「昔は『死骨湖』と呼ばれていた」という話もあるが、サクっと調べた範囲内では実際に地名として使われた事は無いようだ。心霊スポットとしても有名。

上写真は2枚を繋げたものなので、中央の境目が目障りなのはご勘弁を。まぁご覧の通り良い天気だったので、デミオ君を樽前荘前の駐車場に止めて、しばし休憩。支笏湖周辺はあまり見るところが無いのもあって、缶コーヒーを飲みながら湖をぼ〜っと眺めたり。

支笏湖周辺にはいくつかキャンプ場があるが、代表的なのはモラップキャンプ場だろう。樽前荘前の道から見えるので、カメラでズームアップしてみたのだが・・・

混んでますな(-_-;)

まぁ数日後ならキャンパーもかなり減るとは思うけど。お盆期間中にここに来たライダーは、ファミリーに囲まれて居心地の悪い思いをするかも。

私だったら他のキャンプ場に行くか、樽前荘又は支笏湖ユースホステルで泊まると思う。ロケーションが良いし料金が500円とまずまずだが、利用するならお盆の時期は外したほうが良さそうだ。

樽前ガロー

支笏湖で休憩後、道道141経由で向かったのは樽前ガロー。ガローと言っても、絵画が展示されているわけではない(寒)。

ガローというのは、「崖の間を川が流れる所」という意味の東北地方の方言との事。支笏湖岸を通るR276沿いに「苔の洞門」というのがあるが、基本的にはそれと同じ。違いは底を川が流れているかいないかだけである。

右写真を見れば分かるとおり、川の両岸はオーバーハングした絶壁。深いU字型と言うより、それを通り越して逆Ω状になっている部分もある。側面は苔がびっちりと密生している。

これは樽前山の噴火でできた溶結凝灰岩(火山の噴出物が地面に落下後、自身の熱と圧力で再溶融し圧縮してできた岩石)を、川が浸食して作られた地形。ゴルジュ地形とも言う。

前述した苔の洞門も同じ過程で作られたが、苔の洞門は崩落の為現在は中には入る事ができない。従ってゴルジュ地形を見るならこっちのほうが良いのだが・・・観光客の姿はほとんど無い。

やっぱりマイナーな事と、行くまでの道がちょいと分かりにくい事、そして心霊スポットになっているのが影響しているのか? 個人的には人が少ないほうがゆっくり静かに見られて良いのだが。ちなみに樽前ガローは特定の一点の場所ではなく、ゴルジュ地形になっている付近一帯を指している。

こういう所に来ると、川まで降りて下から見上げてみたいと思うのだが、降りる場所が良く分からず断念。後で調べると降りられる場所はそう多くないようで、降りたとしても登るのが大変だとか。また川が意外と深くて流れも急で、長靴でも浸水するので普通の運動靴&短パンの組み合わせのほうが良いらしい。

ちなみに樽前ガロー西側区域は道が碁盤状になって整地されている事から、住宅地として一度造成された形跡がある。いくつかの区画には家が建てられているが、無人の家も結構ありちょっと不気味。家の立っていない区画は背の高い藪になってしまっているし、道の大部分はダートだし。

今は開発が行われていないようだ。樽前ガローが苫小牧市の自然環境保全地区に指定されたからだろうか。

車で移動しながら一通り見学後、高速を使って苫小牧東港に向かった。

8月17日

フェリーの寝台で目が覚めた。帰りは二等寝台が確保できたのでゆっくり眠れたのだが、場所的にはあまり良くないというか何というか・・・。

パックツアーの乗客が多く、私のいる二等寝台室の大部分をツアー客が占めている状態。私のような個人利用客は、ツーリングライダーも含めてツアー客の隙間にいるような感じ。

ま〜それでも二等和室(雑魚寝部屋)よりはるかにマシなんですがね。

夕方、定刻に新潟港着。自宅まで高速をただ走るのみ。今回は雨(夕立)を気にしなくても良いので、その点では気が楽。もっとも帰宅まで雨に降られることは無かったのだが。

帰宅後は速攻で荷物を降ろして風呂に入って即就寝。毎度の事ながら、帰宅して6時間後には起きて7時間後には出勤しなきゃならないというのは、精神的にキツイです。

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