キャンプ旅に行こう 国道361号線旧道・権兵衛街道区間の探訪記です。
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国道361号線旧道 権兵衛街道探訪

暫定国道指定区間 伊那市側

経ヶ岳林道・暫定指定区間は、土砂崩れの為に数年前から通行止めとなっており、現在(2009年10月現在)は峠超えする事ができない。

と言っても全線に渡って通行止めではなく、途中まではバイクや車で進入可能である(冬季閉鎖期間は除く)。



経ヶ岳林道暫定指定区間へのアプローチは、まず中央道伊那ICから北西方向へ県道476号線を真っ直ぐ登っていく事から始まる。

写真は「大萱」交差点で農免道路との交差点になるのだが、伊那ICから来た場合は写真の右側からこの交差点に来る事になる。

その場合、この交差点は直進。



そのまま県道476を道なりに登り、変則五差路で県道203にぶつかるので、斜め右方向に入ってそのまま進行すると、右写真の地点に出る。この先のY字路から暫定指定区間の始まりとなる。

Yahoo!地図では、縮尺によってはこの区間はR361としっかり表記されていたりする。

右写真は上のYahoo!地図の中央十字の地点で撮った写真だが、上に出ている青看板を拡大すると・・・


修正跡がありありと・・・。

左斜め上方向の矢印の修正部分には何が描かれていたのかと言うと・・・そう、R361の「おにぎり」である。

みはらしファームの横を登って程なく、道幅は一気に狭まる。

旧道趣味のある者にとっては、ここからが楽しみの本番である。

暫定国道区間に入ってしばらくは木々の間を抜けていくのだが、暑い季節に来るとなかなか心地良い。

道幅は普通車一台分+αなのだが、最初のうちは退避可能な場所が結構あるし、バイクで行くなら対向車が来てもそれほど苦にならない。

途中、暫定国道時代の名残と思われるトイレがあったりする。

そのまま進行すると山の斜面を辿っていくようになり、それに伴い谷側にガードレールが出現する。

道幅は相変わらず。

ただ、この辺りになると待避所がほとんど無くなるのと、針葉樹の落ち葉が車一台分の幅だけ無い事からもわかるように、交通量が皆無と言うわけではないので、ここは飛ばさずに旧道の雰囲気を味わいながらのんびり走るのが良いだろう。

しばらく進行すると、第一のゲートが現れる。このゲートは冬季閉鎖用で、暫定国道時代から使われていた物。

通り抜けできない現在でも、冬季閉鎖期間が終わると開放される。もちろんここから先は、交通量がほとんど無くなるが・・・。

冬季閉鎖期間中は、ゲートの少し手前から林道が分岐しており、そこを通ってR361現道に下っていく事になる。

ちなみにその林道、権兵衛トンネル開通前は暫定国道への迂回路として使われていた。

ゲートを過ぎても道幅に変化無し。山中の舗装林道といった趣の状態が続く。

ただ針葉樹の落ち葉の量が、交通量に反比例して増えていく。ゲートから先は純粋に行き止まりの道になるので当たり前ではあるが。

タイヤを乗せてしまうと滑るので、轍から外れないように慎重に走る必要がある。

この辺りまで来ると、標高もかなり高くなる。

元々林道なので道幅が狭くカーブが多い事から、この区間が冬季閉鎖になっていたのも当然と言えば当然。


やがて第二のゲートが現れる。脇も固められているので、バイクや車はここで完全シャットアウト。

チャリや徒歩なら行けない事も無さそうな感じだが、この先の状態はまったく不明なので、お勧めはできません。

ちなみに中央の張り紙には、「クマ出没注意!」と書かれている。



第二のゲートに向かう途中で撮った写真三枚を合成。

権兵衛トンネルができる前は、この道を延々走って木曽谷に抜けていた。私も何度か通った事はあるのだが、事情を知らなかった当時の事であり、「何でこの道が国道なんだ?」と思いつつ走っていた事が思い出される。

暫定とは言え国道だったので交通量もそれなりにあり、知り合いには対向車と衝突してしまった人も(汗)

今は交通量もほとんど無くなり、静粛に包まれた山中の舗装林道になっている。

権兵衛街道とR361について
権兵衛峠 伊那側
・暫定指定区間 伊那側
権兵衛峠〜姥神峠 1
権兵衛峠〜姥神峠 2
権兵衛峠〜姥神峠 3
姥神峠木曽側&その他



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