キャンプ旅に行こう 国道361号線旧道・権兵衛街道区間の探訪記です。
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国道361号線旧道 権兵衛街道探訪

権兵衛峠〜姥神峠 その3

最初に一言

前ページでも書いたが、このページと次のページで紹介する姥神峠区間は、バイクや車で行くのはやめたほうが良いと思う。

と言うのは他の区間と違い旧道沿いに民家がある上に、特にこの区間の旧道は道幅が狭い。しかも行き止まりなので、通行するのはそこに住んでいる人達の車両のみ。普段は車両の通行も無く静まり返っている場所である。

そんな場所に部外者がバイクや車で入り込んでいくのは、住民の生活環境を守ると言う点から見ても甚だ好ましくないと思うのだ。実際、私もバイクや車で行ってしまって後悔している。

今にして思えば、あらかじめ徒歩で様子を確認しながら進んだほうが良かったな・・・と思っているし、今後の旧道探訪では気をつけたいと思っている。





前ページ最後の写真の続き。

道幅は集会所(?)の先で車一台分の幅になる。旧道はこの先でほぼ180度向きを変え、更に勾配を増して高度を稼いでいく。

急坂なのが分かってもらえるだろうか。正直言って歩くのも嫌になる位の勾配。

今にして考えると、先の状況が分からなかったとは言えここにバイクを置いて後は徒歩で探訪すべきだったかも。

上の写真と同地点から終点方向を見るとこんな感じ。

坂を登りきった所から集落に入るが、道幅は相変わらず。道以外の平場は全て個人所有の敷地内なので、Uターン&方向転換は不可能だ。

従って、もし車で入り込んでしまったら急坂を延々バックで下る羽目になる。

車道は、この先僅か100m弱で終了する。

ここが事実上の車道終端地点。CLの前方(写真では右方向)は民家の庭先に入って終わるし、そもそもR361旧道ではない。

道幅は普通車がかろうじて通る事ができる程度の幅で、しかも急カーブ。

で、肝心のR361旧道なのだが・・・

・・・実は、写真中央のカーブミラー左側から登っていく登山道のような道こそが、R361旧道なのである。私も下調べでその事実を知った時は驚いた。

登山道と言うよりは、畑と畑の間の農作業用通路のような趣だが、これでもれっきとした元国道。

畑の造成で人馬が米を運んでいた頃より道幅は狭まっていると思われるが、大昔に伊那谷〜木曽谷間を通行する為には、こんな険しい峠を2ヶ所も越えなくてはならなかった。

片道だけで一日がかりだったとの事で、助郷制度によって木曽谷に行かねばならなかった伊那谷の人々の負担は大きかった事だろう。




この後、CLのエンジンを止めたまま冒頭の分岐点まで下り(さすがにエンジンをかける気にならなかった)、R19との分岐点に向かった。

次のページは姥神峠木曽側の紹介だけど、探訪日が違い車での訪問となっています。

更に、くどいのを承知の上でもう一回書かせてもらうと、

姥神峠木曽側は、交通手段に関わらず行くだけで住民の迷惑になる可能性が大です。

その理由は次のページで・・・。

権兵衛街道とR361について
権兵衛峠 伊那側
暫定指定区間 伊那側
権兵衛峠〜姥神峠 1
権兵衛峠〜姥神峠 2
・権兵衛峠〜姥神峠 3
姥神峠木曽側&その他



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