キャンプ旅に行こう 2002年の北海道ツーリング旅日記です。
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2002年 北海道ツーリング

7月28日

朝2時に起床。今日は八戸までの900km以上にも及ぶ大移動の日。昨年経験済みとは言え、気分は嫌でも引き締まる。荷物は昨日のうちに大部分をパシコに積載済みだったので、残るパッキングはリヤバックを積む事だけ。

さすがにこの時間帯だと、いくらパシコが静かなバイクとは言え住宅地にある自宅での暖機はさすがにマズイ。という訳で、エンジンを止めたまま近くの学校のグラウンド横まで移動。ここなら住宅から少し距離が離れているので気兼ねなくエンジンを始動できる。

エンジンに火を入れ、暖機しながら一服する。今年はどんな旅になるだろうか、どんな人たちと出会えるのだろうかと考えながら・・・。

午前3時、出発。目標は八戸に午後5時以前に到着する事。給油と休憩を何度か挟みながら、高速をひたすら走る。北陸道から磐越道に入り、東北道へ。北に向かうに従って次第に気温が高くなってくる。「?」と思う方もおられると思うが、出発が朝早かったので、北へ向かうに従って日が高くなって気温が上がってきているだけなんですね〜。

東北道をただひたすら淡々と走り続ける。高速を走り続けるのは個人的にあまり好きじゃない。好きな所で止まれないし、走りにも変化が無いし。しかし高速使わなきゃ行動範囲が限られてしまうし・・・。もっと時間的な余裕が欲しい。

八戸港到着は午後4時頃。所要時間を昨年より2時間近く短縮する事ができた。ここまで北上すると気温も結構下がってくる。八戸道に入ってからの電光掲示板では、22℃くらい。

フェリーターミナル内で夕食を済ませ、携帯で簡単な日記をUPする。フェリーターミナル内でPCを広げられるような場所が無かったし、かと言ってフェリーの客室まで持って行くのも面倒。剥き出しで船室に置いておく事になるから盗難も心配だし。

八戸フェリーターミナルにて。後に写っているのが、今回八戸から苫小牧西港まで利用した東日本フェリー「べが」。

私と同じく乗船待ちのZZ−R1100の方、高速のPAで会ったF650GSの方とお喋りしているうちに乗船開始。バイクを固定後、指定された船室へ。

部屋ではもう一人のライダーを加えて4人で北海道の全図を広げて、ビール片手にこれからのルートの検討会。

程なくしてフェリーが出航。これからのルートの事を考えつつレンタル毛布(300円)に包まって眠りに落ちた。

7月29日

定刻の朝6時半頃に苫小牧港着。天気は小雨。走り始めて少しの間はカッパを着るが、そのうち雨が止んだのと内陸に入っていく予定なので厚真のパーキングでカッパを脱いでしまう。

実は昨日から襟裳経由で行くか悩んでいた。何年か前に襟裳岬をパスする国道336号線が開通したので走ってはみたかったのだが、黄金道路は以前走ったときトンネルのたびに片側交互通行で通過に時間がかかってしまった事がある。どうしてもそのイメージが抜け切らず、結局は昨年と同じく日高へ向けてまずは北上。

午前10時前に日高に到着。ここは夕張方面・富良野方面・帯広方面への分岐点でもある。その為に乗用車はもちろん、トラック等大型車の交通量も多い。とりあえず道の駅に入って今後の予定を改めて考える。

「う〜ん日勝峠は何度も走ってるし、帯広からだと音別まですぐだなぁ。まだ時間も早いし・・・。かと言って夕張方面に行くのも何だしぃ〜・・・。」などとTMを見ながら考える。トマム方面に行こうかなとも考えたが、ツーリングライダーには余り縁の無いリゾート地見たって仕方ないし・・・。

結局かなやま湖畔を通って狩勝峠を超える事にし、パシコのハンドルをR237へ向ける。

道道465に右折。かなやま湖湖畔に沿って車体を左右に切り返しながらワインディングを軽快に駆け抜ける。キャンパーで賑わうかなやま湖畔キャンプ場を過ぎて間もなく、綺麗なラベンダー畑が右手に見えてくる。ここは鹿越園地。富良野ほど大きい花畑ではないが、綺麗に咲き誇っていてまさに見頃。観光客で込み合っているわけでもなく、TMに「ラベンダー見物の穴場」と書いてあるが、よく言ったものだ。

南富良野の道の駅で昼食。駐車場横の売店でチャーシュー麺を食す。「もっと北海道らしいもん食えよ〜」と思う方もいるんだろうなぁ(^_^;)

かなやま湖畔に広がるラベンダー畑。周囲にはラベンダーの香りが立ち込めていた。満開に咲き誇るラベンダーを見て、7月末に来られた事を喜ばしく思うのであった。
R235沿いにて。広大な草原にまるで壁のように木々が一直線に立ち並んでいる。北海道と言う土地が開拓地であると言う事を改めて思い出させてくれる。

狩勝峠を超え、道道75・133を経由してR274へ。飽きるくらいの直線を駆け抜けた後で、いきなり交差点で直角に曲がるのを繰り返すR234を抜けて道道134へ入る。TMで「士幌温泉」というのが目に入ったからである。

しかし、結局入ったのは「山の湯温泉」だったりする(^_^;) TMにでかでかと書いてある士幌温泉の近くだが、ささやかに書かれているのが何とな〜く私好みだったので行ってみたのだ。

入り口の脇にパシコを止め、中に入る。おばちゃんに入湯料300円を支払い、風呂場へ向かう。

士幌町にある「山の湯温泉」。地味な温泉なんですが、その分混雑とは無縁でゆっくりのんびり入浴できます。道道134沿いに看板が出てますので特に迷う事無く行けるでしょう。

山の湯温泉の湯は茶褐色で少し鉄臭い。洗い場の水道から出てくる湯(結構ぬるい)も源泉が入っているらしく、同じく茶褐色がかっていた。客は私だけで貸しきり状態。湯船に体を沈め、思わず「ん゛〜〜〜〜っ」と声を出して手足を伸ばす。混雑した温泉では味わえない、ゆったりとした時間が流れる。何かこういうのって・・・いいなぁ・・・。

湯上りに数年ぶりにお目にかかったビンのコカコーラ(100円)を飲みながらしばし休憩。ビールを飲みたかったというのが本音なんだけど、これからまだ運転しなきゃならないし、ここは我慢我慢。

湯上りに数年ぶりにお目にかかったビンのコカコーラ(100円)を飲みながらしばし休憩。ビールを飲みたかったというのが本音なんだけど、これからまだ運転しなきゃならないし、ここは我慢我慢。

道道134に一旦戻り、R242経由で道道56に入ってひたすら南下。北海道は道道といえども道幅が広くてカーブも緩やかでとても走りやすい。交通量も少ないしね。ここ数年、道道をよく走るのもこの辺りに理由があるんです。その代わりツーリングライダーもほとんどいなくなるから、ピースサインを出す機会も激減しちゃうんだけど・・・。

あとは例によってR38を走って音別のセイコーマートで買出し後にカムイミンタラへ。キャンプ場に着くと、オーナー夫妻とまっきー君(犬の事です)が出迎えてくれた。相変わらず静かでとても雰囲気の良い、私好みのキャンプ場。受付後、パシコを昨年と同じサイトに押して行き、テント設営。

またまたやってきました、YAMANONAKAカムイミンタラ。旧霧里小学校校舎をそのまま使った管理棟兼ツーリストハウスがいい味出してます。

程なくしてTakemaさん&しんこさん到着。あまりの過積載ぶりに驚く。これで走ってきたとは・・・。写真を撮り忘れてしまったのが残念。どんな状態だったかは TakemaさんのHPをご覧ください。続いてとしさんも到着。としさんはごく普通の荷物量でした。

二人とも私と同じサイトにテント設営。YAMANONAKAカムイミンタラキャンプ場は、テントサイトの一つ一つが普通車2〜3台入ってしまうほど広くて、たとえソロで利用でもサイトを丸々1人で使うことができる。更にライダーの場合はどのサイトも使うことができる。そのサイトの一つに3人ともテントを張ったもんだから、オーナーに「何もそんなにくっついて張る事無いのに〜」と言われてしまった(^_^;) 普段のオフ会の感覚が抜け切れてないのかな。

何はともあれ、事前打ち合わせ通りのカムイミンタラ・ミニオフ会は無事開催の運びとなったのでした。

夜は天気が一時的に崩れて小雨が降るあいにくの天気だったんだけど、Takemaさん夫妻の持ってきたタープがここで大活躍。しかも活躍したのはタープだけではなく、一部のキャンプライダーには超おなじみの「かがり火」。

ランタンの光量を落とすか消してしまうと、虫がみ〜んなかがり火のほうにたかってくるのだ。まぁそれは当然なんだけど、寄ってきた虫が、次から次へとかがり火の火に自ら突入して自滅してしまう。「飛んで火に入る夏の虫」とは正にこの事。

大き目の蛾の場合、一瞬「ボッ」と火の手が上がって地面にポトリ。う〜みゅ、このかがり火は小さいけど誘蛾灯(あの青く光る奴ね)効果がある事を新たに発見、大いに活躍してくれたのでした。私も買おうかなぁ。ちょっとかさばるけど。

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