キャンプ旅に行こう 2002年の北海道ツーリング旅日記です。
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2002年 北海道ツーリング

7月31日

朝5時半、目が覚める。外はTシャツ1枚では肌寒いくらい。パンと缶コーヒーで朝食後、撤収を開始する。天気は曇り。

今日はまだ行った事の無かった日本最東端・納沙布岬にまずは行く事にした。しかし、空を見る限りは好天は期待できそうに無い。と言うわけで、防寒用として持ってきた厚手の長袖シャツを着込む。

7時15分頃、出発。まずはR243を南東方面へ。走っていると風が肌寒い。気温は20℃を切っているはずだ。道道13と8を経由してまずは新酪農展望台へ。ちょっと探してしまったが、TM通りに走ったら案外簡単に見つかった。

他に訪れている人は誰もいない。私一人だ。時々地元の人と思われる車が通るだけ。展望台に上がり、一服。見渡し限りの牧場。遠くで車の音が聞こえるだけで、静かな場所。特に何が見えるというわけじゃないが、こういう場所は結構好きである。

新酪農展望台より南方向を望む。見渡す限りの牧場。駐車場にあった説明版によると、牧場経営の為に移り住んだ人に対する補助制度があるらしい。牧場経営と言うと、せわしない生活をするサラリーマンからするとのんびり生活できそうに思ってしまうかもしれないが、現実は大変なんだろうな・・・。

R243に戻り、R44に出て納沙布岬に向けてひたすら走る。途中、道の駅スワン44ねむろにて休憩。バイクが3〜4台、自転車が2台。うち1人は外国人だった。パシコの横に腰を下ろして一服していると、横に止まっていたエストレヤの持ち主の女性ライダーがやってきた。「こんにちは。」とお互い挨拶をし、彼女は根室方面に走り去っていった。

根室市街地を抜けて道道35に入ると気温はますます下がってきて、バイク用ジャケット着てても寒さが身にしみる。

11時過ぎ、納沙布岬着。TMには載っていないが、ここには日本最東端のライダーハウスがある。小さいプレハブだったし、料金は無料か格安で泊る事ができるだろう。

岬周辺を歩いていると、北方領土関連のモニュメントが目立つ。複雑な気分になりつつも写真を何枚か撮る。

納沙布岬周辺に建てられたモニュメント。昔、北方領土に住んでいた人達も多い土地だろうし、そういった人達の想いがこめられているのだろう。モニュメントは他にもあり、近くには展望タワーもある。

丁度お昼だし・・・という事で、岬の食堂にて昼食にする。メニューは「かにラーメン」。確かにかには沢山入ってはいるが、ちょっと身が少ない感じがしたのが正直な感想。それから、スープが多くて結局残してしまった。もったいないとは思うが飲みきれないんだからしょうがない。

岬を半時計回りに回って根室に戻るが、雨がぽつぽつ降り始めたのでカッパを着込み、再び来た道を戻る。

R44とR243を奥行まで戻り今度はR244を北上。交通量は更に少なくなる。バイクはおろか、車も時々すれ違う程度。天気は相変わらず霧雨のような雨が降りつづいている。

別海北方展望塔で休憩。ここは以前も来た事があるが、北方領土に向かって何かを叫ぶ親子の像がある。納沙布岬で感じた複雑な心境がますます増幅される。

別海北方展望台駐車場にある親子の銅像。どの方向に向かって叫んでいるのかは・・・お分かりですね。どんな言葉を叫んでいるのか・・・私にはなかなか想像ができませんでした。北方領土問題は、この地方では現実問題なんだと改めて実感。

ここで北方領土云々を言うつもりは全く無い。軽々しく口にする事じゃないと思うから。しかし、特に根室近辺に昔から住んでいる人にとっては、私くらいの年代の人と違ってまさに現在進行形なんだろうなぁと感じてしまった。

TMを開いてこれからどうするか考える。久しぶりに野付半島に行ってみようかと思ったが、せっかくならトドワラまで行きたい。しかし、納沙布岬からここまで以外に時間を食ってしまったので、時間的にちょっと・・・。もちろん明るいうちに戻ってこられるのだが、今年は最終日以外連泊無しキャンプオンリーのツーリングにするつもりなので、疲れを蓄積させない為にも早めにキャンプ場入りしたい。天気もイマイチで展望も望めないだろうと言う事で今回はパス。

今夜は尾岱沼でキャンプでもしようかぁ〜・・・と考えながら走ってたら、場所が良くわからなくていつの間にか通り過ぎてしまってた(^_^;) 引き返すのも面倒なので、中標津緑ヶ丘森林公園キャンプ場に急遽変更。

キャンプ場に着くと、受付に先客が。ん?どっかで見たようなエストレヤ・・・。あっ!根室の道の駅にいたあの娘だ! 向こうもこちらに気がついたらしく、笑顔で会釈。

受付完了後、受付に一番近いサイト内で適当な場所を探す。シャワー棟に近い所に以前利用したライダーがサイドスタンドの下に敷いていたと思われる木の板を発見、そこにパシコを止める。キャンプ場自体は結構広いのでエストレヤの女性ライダーもどこに張っていいか迷ってたらしく、声をかけてきた。私が「以前来た時は、ライダーは皆この近辺に張ってましたよ〜。」と言うと、少し離れた平らな所に寝床を定めたらしく、荷物を降ろし始めた。

テント設営後はちょっと一服して中標津市街地へ買出しへ。途中、TT−Rのライダーとすれ違う。セイコーマートで飯&酒を買って戻ってくると、先ほどのTT−Rのライダーもやって来ていた。

その夜は、そのTT−RのYさん(もちろん仮名ね)と二人宴会。小雨が降るあいにくの天気だったので、サイトとは少し離れたBBQ用東屋にて語り合う。何でもYさんは、「給油等でやむを得ない場合を除き、以前走った事のある道を5km以上走ったら、ペナルティとしてワインを1本買う」という条件を自らに課しているのだそう。という訳で私もワインをご馳走になりました。ありがとうございますぅぅぅぅ〜。エストレヤの女性ライダーはテント内で夕食を作ってたらしく、お話できませんでした。

ちなみにYさん、コッヘルを持たずに北海道にやってきて、不便だったのでコッヘル代わりに玉子焼きに使う角型フライパンを購入して、それ一つで全てをまかなってました。北海道に来ると、いろんなキャンパーがいて参考になったり驚いたりで面白い。ちなみにわたしゃスノーピークとWOODSのチタンコッヘルセットと小型フライパンを、「全部一つにまとめられる」という理由だけで計8枚も持ってきてました(^_^;) もちろん全部使うことはまず無いんですけどね・・・。

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