キャンプ旅に行こう 2003年の九州・四国ツーリング旅日記です。
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2003年GW 九州・四国ツーリング

4月30日

朝6時過ぎに起床。

外を見ると、小雨がぱらついている。天気予報通り夜の間に雨が降ったようだが、今の雨の程度ならカッパを着るほどではなさそうだ。

7時半からの朝食を済ませ、荷物をまとめてパシコに積み込み、チェックアウト。料金は1泊2食で1万円也。私のツーリング史上で一番豪華な宿泊となった(^_^;)

昨夜は雨が降る事を事前に天気予報で知っていたので宿にしたんだけど、この程度で済んだんならキャンプにしておけば良かったなぁとちょっと後悔。

8時過ぎに出発。本当はもっと早く出発したかったんだけど、朝食がやや遅かったし仕方が無い。

早速向かったのは当然佐多岬。入り口で往復料金600円を支払い、走り始める。

路面状態はあまり良いとは言えない。センターラインもペンキで書いたような感じ。まだ路面が濡れている状態で180度ターンもあるので慎重に走行。ちなみに佐多岬ロードパークは途中で外部から入る事のできる場所が1箇所あり、その少し先に領収書をチェックする場所がある。係のおじさんに領収書を見せたら、「今日は残念だけど遠くの島は見えないと思いますよ〜」。やっぱりなぁ。天気が天気だし仕方が無い。

チェックポイント(?)を抜け、更に先へ。道の両側にはヤシの木やバナナ(多分)の木が植えられていて、何となくトロピカル。晴れてたら南国気分満点なんだろうなぁ・・・。

程なくして佐多岬の駐車場に到着。施設使用料100円を支払って岬に向かって歩き始めた。

佐多岬の駐車場から先は施設利用料100円をトンネル入口の料金所で支払い、トンネルを歩いて抜けていく事になります。
岬の展望台までは、こんな鬱蒼とした感じの遊歩道を歩いていきます。

ちなみに周囲の木々は熱帯に生えているような木ばっかり。上から蔓(つる)が垂れ下がっていたり。

途中に本土最南端の神社もあり。

岬までは結構歩かねばならない。駐車場からの距離は北海道の涙岬よりは近いと思うんだが、上り下りが非常に急で足元も滑りやすく、はっきり言ってキツイ! でも、周りの木々は熱帯にあるような木ばっかり。時折聞こえる鳥の鳴き声もあまり聞かないような鳴き声で、プチ「違う国にトリップした」感じ。

大汗をかきつつ、やっっと展望台に到着。売店を抜け、「何回回らせるんだ?」と思うくらい螺旋階段をぐるぐる登って最上部へ。

やっとたどり着きました、今回のツーリングの目的地の一つでもある、本土最南端の佐多岬ですっ。

ここにあった看板によると、本土の東西南北の端っこがある自治体で交流があるみたいです。詳しい交流内容は分かりませんが・・・。

ちなみにその4自治体は以下の4市町です。
最北端 : 北海道・稚内市
最南端 : 鹿児島県・佐多町
最東端 : 北海道・根室市
最西端 : 長崎県・小佐々町
展望台から見た佐多岬の灯台。

あいにく雨が上がったばかりで空も曇っている状態だったのですが、晴れてたら水の綺麗さとあいまって、なかなかの絶景じゃないかと。

ちなみに、この時展望台にいた観光客は私ひとり。ちょっと寂しい感じもしました。

しかし天気が良くないせいか、遠くの島々の姿は今回は見ることができなかった・・・残念。海面も荒れ気味。でも海水自体は綺麗で底が透き通って見えていたので、晴れてたら綺麗なんだろうな。

まぁとりあえず今回の目的のひとつは果たせた訳だし、肩の荷がひとつ降りた感じ。と言うわけで駐車場への帰路につく。

・・・が、来たとき以上に大変だった。足元が滑りやすいので気を付けていないと尻餅をついてしまう。

行きは何の気なしに降りていった急な石段がそびえ立ち、息を切らせながらやっとの思いで上りきる。不覚にも途中で休憩してしまった。いかに普段から運動不足なのかがわかりますな(^_^;)

駐車場に戻ってきた段階で早くもヘロヘロ。体中汗びっしょりでしばらく休まないと運転できない程だった。

呼吸を整えたところで北上開始。県道68→県道74→再び県道68→県道73と言うルートでR220に出る予定だった。・・・が、高山町にて県道73がわからなくなってしまう(案内標識が無くなってしまったのだ・・・汗)。今回持参したハンディGPSで位置を確認したり、道に迷ってしばらくウロウロするうちにガスが残り少なくなったので給油。そこで国道に出る道を聞いて、やっとR220に復帰できた。やれやれ。

そのまま日南市へ向かう。少し海岸線を北上すると鬼の洗濯板が見えてきた。あいにく干潮から少し外れていたので全部を見る事はできなかったが、なかなか豪快な景色である。地層の関係でこうなったと思ったんだが、地元の人と思われる面々がなにやらゴソゴソ拾っているのを見ながら休憩。

これが「鬼の洗濯板」。

潮の関係で全体が見渡せませんでしたが、なかなか面白い景色です。
んで、拡大するとこんな感じ。

確か、斜めになった地層の柔らかい部分が海水に削り取られてこんな形になった・・・と思いました。

R220を宮崎市街地に向けて北上。しばらくの間品川ナンバーのハーレーの後ろを走っていたんだが、ライダーが変な動きをしているのに気が付いた。時々尻の左横をなにやらゴソゴソしている。しかも、長時間片手運転をしていたり。

「???」と思いつつ観察してみると、左にクラッチレバーが付いていない。動きを更に観察していたら、クラッチは左足・ギヤチェンジは左手で操作しているのがわかった。世の中にはいろんなバイクがありますなぁ(^_^;) カスタムしているのか、古い型なのかパッと見では判断できなかった。

やがてそのハーレーは、サボテンハーブ園方面に曲がっていった。

市街地に入る数キロ手前から「宮崎南バイパス」になる。ここは数kmの区間で中央にヤシの木が延々と植えられていて、南国らしい演出がされている道。片側二車線で交通量が多い割に結構流れは良かった。

混雑する市街地をやっとの思いで抜け、R219へ。今日は再び人吉市まで走って石野公園でキャンプのつもりだったんだけど、R219に入ってまもなくの案内標識では人吉市まで100km以上ある。ゲゲッ!! もう午後2時半過ぎなんだけど(ーー;)

しかも西都市も車が多くてペースが全然上がらない・・・。これじゃ夕方までに人吉に着かないよぉ〜〜〜。

西都市を抜けてからも時速40〜50km/hをかたくなに死守する車に阻まれ(こちらではこう言う車が非常に多い)、やっと単独走行できるようになってもR219は曲がりくねっている上に途中で工事で信号待ちがあったり道幅が狭い場所があったりで、通過するだけでも時間がかかる。

休憩もせずにひたすら西へ向かって走る。今だから話せるが、ペースを上げる為に少々無理気味な走り方もした。後で前輪を見てみたら、接地面の中央より両サイド部のほうが明らかに磨耗が進行している状態だった。

午後5時を回って、あさぎり町までたどり着く。しかしTMを見てもキャンプ場が無い。この時間になっても寝場所が決まっていないと言うのはさすがにヤバいなぁと思い始め、ここでギブアップ。寝場所探しに集中し、国道沿いの旅館の看板を見つけ泊まれるかどうか聞いてみた所、OKだった。ふぅ〜やれやれ。

ただし、時間が遅いので夕食は出ないとの事。これは仕方が無いでしょう。と言う訳で、夕食はお隣の中華料理店で済ませる。

改めて宿の周囲を見てみると道の向かいはコンビニとホームセンター等があり、ガソリンスタンドも近くにあるし立地条件的には結構良い場所だった。バイクは屋根の下に止められるし。

それにしても今日は距離を稼ぐ為にちょっと無理をしてしまった感じ。明日以降は気をつけなくては。反省。

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