キャンプ旅に行こう 2003年の九州・四国ツーリング旅日記です。
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2003年GW 九州・四国ツーリング

5月1日

朝6時に起床。疲れていたせいか、布団に入ってあっという間に寝付いてしまったようだ。

朝食を済ませ、すぐに出発準備を済ませてチェックアウト。料金は1泊朝食付きで4000円。予想より安く泊まることができて何よりだった。旅館の女将さん、遅くにいきなり来たのに泊めさせていただいて、ありがとうございましたm(_ _)m

荷物を積み暖機していると、ゼッケンを付けたバイク(オフ車ばかり)が何台も目の前を通り過ぎていった。何かの競技が行われているのだろうか? もしかしてツール・ド・ニッポンの選手達かな? (後で知ったのだが、やっぱりそうだったみたい)

朝8時、出発。すぐ近くにあったGSにてガソリンを補給し、県道40号からR445に入って北上する。

この道はTMには通過に時間がかかると書かれていたが、実際に走ってみて納得。四国の400番台国道のような部分がかなり残っているのである。場所によっては車1台分の幅になって路面状態も悪いし、改良工事の部分では迂回路(しかも急坂)があったりする。工事の為に通行制限もされているようだ。幸い今日は制限が解除中だったので通過できたのだが・・・。

R445は広くて快適に走る事のできる区間もありますが、それ以外の部分は・・・。

写真のような区間もかな〜り残ってます(^_^;)

途中、五家荘という山深いところに吊り橋があったので立ち寄ってみた。中央部まで行ってみたが川までは結構高さがあってなかなか怖い。しかもこの吊り橋は上から何かで吊られている訳ではなく、橋自体にワイヤーが内蔵されている。上に誰か通ったら「ぐりんっ」と上下がひっくり返りそうな感じ(^_^;)

もちろん私は・・・通ってみましたよ。真ん中あたりまでだけど。

五家荘の吊り橋です。上に何か乗ったらひっくり返りそう(^_^;)
吊り橋中央部から下を覗いてみました。結構コワイです。

「このまま釣り橋がひっくり返ったらどうしよう」な〜んて考えながら見るのが良い(?)かも。

吊り橋から数キロ先の二本杉峠で休憩。ここにはちょっとしたドライブインがあって一息入れるのにはもってこい。天気は快晴だし、標高があるので暑くも無く寒くも無く日向にいても非常に快適。ここでしばしの休憩を取る。近くに展望台もあるが、残念ながらモヤっていて遠くの山々を見通すことはできなかった。

峠の茶屋と言う感じ。中で食事もできます。絶好の休憩ポイントですな。

R445から県道150号に入る。そう、28日に行く事ができなかった内大臣橋に行く為。しかし、この県道150が長かった(^_^;)

完全に地元の人の生活道路と言う感じで、道幅は車1〜1.5台分。しかも曲がりくねっていて内大臣橋に着くまでにこの道でいいのかTMを確認してしまったほどだった。

内大臣橋は、山の中にひっそりとあった。駐車場はあるが、観光客の姿は全く無し。橋は以前ビデオで見た時とは違い、欄干が高く改装されていて、一番の違いは橋の色が赤から藤色になっていた事。そして、一人の作業員が色の塗り替え作業中であった。

何はともあれ橋の上に行ってみる。下までかなりの高さだ。下を流れる川は水が綺麗。

解説看板によると、内大臣橋は昭和38年に国有林の森林資源開発の為に作られた宙路アーチ橋。長さは199.5m、川の水面から路面までの高さが88m。上流には紅葉スポットもあるとの事。

内大臣橋からは長閑な風景が広がります。
近代的な橋ですが、個人的にはこの橋もなかなか良い形していると思います。

色を赤から藤色にしたのは正解だったかもしれません。

このあたりはメジャーなスポットじゃないようで、駐車場には水洗トイレがあったりするのだが、通潤橋ほど観光地化されていないし(観光バスが入ってくるのは、道幅が狭いのでまず不可能だろう)、結構穴場的な場所かも。

一通り見学後、県道180号で28日に見た通潤橋の脇を通ってR218へ。一路高千穂方面に向かう。

R218は結構ハイペースで走れる快適な道なんだが、後ろに目障りな車が。すぐ後ろに張り付いて中央寄りを走っている。

私の前には車が数台走っていて、速度も制限速度+α。煽られる筋合いじゃないのでしばらく無視していたが、しまいにクラクションまで鳴らしてきたので鬱陶しくなって仕方なく右によって追い越させたら、その福岡ナンバーのステージアは私の前を走っていたフォレスターまで猛然と煽り始めた。

さすがにそのフォレスターの運転手も怒ってしまったらしく、ステージアが前に出た途端に同じようにステージアの後に張り付いて仕返しを始めた。しかし、数キロ走った頃にフォレスターは追跡を止めてしまった。あれれ。確かに排気量差はあるけれど、もう少し頑張ってほしかった。

なぜ一部始終を知っているのかと言うと、当然私も後ろから少し離れた位置をキープしながらついて行っているからなんですねぇ(^_^;)

2台ともかなりのスピードで走っていたわけなんだけど、決して走り重視とは言えないパシコでさえついて行けた位だから、レプリカとかリッターバイクの人なら楽勝でついて行く事ができたでしょう。

とは言え、福岡ナンバーの四つ輪にかなり嫌悪感を持ってしまったのも事実。もし今後も九州に来ることがあったら福岡には行きたくないと思ってしまったほどである。

気を取り直して高千穂峡へ。

典型的V字型の峡谷はかなりの落差があってなかなか壮観。一番下を流れる川は以外に流れが緩やかで、知っている人も多いと思うけどボートを出せるlくらい。川の両側は垂直の岩盤なので、ボートから眺める景色も圧巻かもしれないなぁ。観光シーズンとあってか何台もボートが出ていたが、ほとんどがカップル。ボートばかりではなく周囲の観光客もカップルが目立つ。あ〜あ〜、見せ付けてくれちゃってまぁ。

高千穂峡にてボートを楽しむカップル達。見せ付けてくれちゃって、全くもぅ。

遊歩道をしばらくうろつくが、球形に凹んだ岩や昔の神様が力比べで投げたと言われている岩があったりとか、なかなか楽しませてもらった。ちなみに一番川幅が狭いところはほんの数メートル。水面までの高さより川幅のほうが狭いのでは? 走り幅跳びの選手なら飛び越せてしまうかも。助走できればだけど(^_^;)

お次は天岩戸神社へと向かう。

天照大神が天岩戸に隠れてしまって・・・と言う話は結構有名なので省略するけど、肝心の天岩戸は基本的に禁足区域になっているらしく、見る為には別料金が必要と言う事で今回は残念ながらパス。

その代わりといっては何だけど、天安川原まで行ってきた。もちろん歩き。片道500mちょっと、結構歩きでがあって落差も結構ある。しかし佐多岬での出来事を教訓にペースを調整しながら歩いたので、ちょうど良い散歩気分と言ったところだった。

天安河原は石がいっぱい積み上げられている洞窟の中で、まるで別の世界のよう。

中にある祠でお参り。交通安全・家内安全・開運招福などなど。もちろんこれだけお願いするんだから、ちゃんとお賽銭も入れましたよ。

天安川原です。

洞窟の中に祠があって、周囲は数え切れないほどの積み上げられた石が。
洞窟の中はこうなってます。ちょっと不気味な感じも・・・。

その後、R325に出て給油、県道111を再び草千里へ駆け上がっていく。交通量は標高が上がるにつれ何故か少なくなり、快適なワインディングを堪能。時々ステップやセンタースタンドを「ガリガリっ」と擦ってしまったのはご愛嬌と言う事で(^_^;)

今日は28日以上に天気に恵まれ、阿蘇の雄大な景色を思う存分に堪能する。阿蘇の外輪山もほとんど見渡せ、眼下の町並みもよく見える。何度来ても飽きないねぇ。米塚も美しい姿をくっきりと見せていた。

今回二度目の草千里は、空は雲がほとんど無い快晴! 周囲の山々も青い空に映えて、美しさもひときわ。
米塚も端正な姿を見せていました!

午後3時半頃に今夜の宿泊地、坊中キャンプ場に到着。管理人さんも私の事を覚えていてくれた。今日は早めに到着できたので、テントの設営後ゆっくりくつろぐ。

4時半頃に買出しへ。R57まで出れば、交差点を左に曲がればすぐ先に温泉とコンビニ、右に曲がればホームセンターとショッピングセンターがあって、何かと便利。ライダーが多い理由も分かる様な気がする。

坊中キャンプ場にて。例によって周囲のキャンパーはライダーばっかり。

この日はちょっと離れたサイトでアフリカツインオーナーの集まりがありました。数日後にはハーレーオーナーの集会があったとか。

夕食は例によって「サ○ウのご飯」と肉類の缶詰、そして野菜サラダ等。日記をUP後、残ったビールを飲み干して就寝。

さて、いよいよ明日は九州ともお別れし、四国に渡る予定だ。四国は今年も通過するだけになってしまいそうなのが残念だけど、時間の許す範囲内で観光もちょっとは入れてみたいなぁ。

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