キャンプ旅に行こう 2006年GW・沖縄ツーリングの旅日記です。
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2006年GW 沖縄の旅

5月5日 その1

宿の他の客がまだほとんど寝ている午前6時過ぎ、宿を後にする。最初の目的地は座喜味城。R58は交通量が多いが、朝早いので車は少なく快調に距離を稼ぐ。

座喜味城(ざきみぐすく)

座喜味城は、琉球を統一した尚巴志に仕えた智将で、名築城家でもあった護佐丸が築城した城。

※護佐丸(ごさまる)
三山時代(14世紀〜15世紀初め頃・日本では南北朝時代)の終わりの頃に尚巴志が北山討伐の際に従軍し、難攻不落といわれた今帰仁城を攻め落とした智将。名築城家とも言われ、北山討伐の後に座喜味城を築城して居城とした。

歴史的には忠臣として評価が高い(最近は変わってきているらしい)が、座喜味城築城の際に北山や奄美大島から労働者を駆り出したとされ、同地域の住民には恐れられた。小さな子供が泣き止まないと、「護佐丸がちゅんどー(護佐丸が来るぞ)」と言って黙らせたという話もある。

その後、勝連城(かつれんぐすく)の城主・阿麻和利(あまわり)を監視する為に中城(なかぐすく)に移ったが、阿麻和利が王に護佐丸に不穏な動きがあると吹き込み、阿麻和利は王朝軍の総大将として中城を攻め落とした。

この時護佐丸は、攻めてきたのが王朝軍であることを知ると一切抵抗をする事無く、妻子と共に自害した(末っ子だけは脱出させたらしい)。この時「自分が死ぬ時の手本にせよ」と王朝軍に向かって言い放ったという話もある。

第二次大戦中は日本軍の高射砲の陣地として使われ、終戦後は米軍のレーダー施設になった。その後は返還され史跡として整備されて現在に至る。

駐車場にスカブを止めて階段を登り、しばらく進むと城門が見えてくる。座喜味城は一の郭と二の郭からなる城なのだが、どちらの門も天井部は綺麗なアーチ状になっている。アーチの最上部にくさび石がある事から、沖縄のアーチ門としては最古の部類に入るらしい。

史跡整備の時に修復がされているとは言え、非常に整った感じのする城だなぁ、というのが第一印象だ。城としての規模はそれほど大きくは無いのだが、城壁のがほぼ全体が残っている事、そして城壁自体も地形に沿った綺麗な曲線で築かれているからだろうか。

二つの門をくぐって一の郭に入り、城壁の上に登る。城壁の厚さは1m〜3mといったところか。高台の上にある城だし、攻めにくく守りやすい城という感じがする。この座喜味城は、難攻不落といわれた今帰仁城(なきじんぐすく)を参考に作られたという話もある。

世界遺産に指定されている城であるが、時間が早いせいか観光客の姿は無く、地元の人が犬を連れて散歩しているのがのんびりしていてなんとも良い雰囲気。そして目線を遠くに移すと、東シナ海が広がる。

大昔、護佐丸も眺めたであろう景色を見ながら、お茶を片手にちょいと休憩。

やちむんの里

「やちむん」とは、焼き物の事。やちむんの工房が一箇所に集まった、まさにやちむん集落といったような場所が、ここ「やちむんの里」である。入り口には広い駐車場が整備されている。

しかし時間が早いのか、カレンダー上では3連休だからなのか、どの工房も稼動している様子が見られない(^_^;) 売店も開いている様子が無いし・・・。駐車場も車はほとんど止まっていない。

とりあえず静かな工房集落の中を時計回りに散歩していくと、大きな登り窯が目に入った。

赤い瓦で作られたその登り窯は、読谷山焼共同窯というもので、袋(焼き物が入る部屋)が階段状に九つある。袋の位置によって焼き上がり加減が違ってくるので、それぞれの工房が袋を換えながら利用するらしい。

釜に火が入るのは2ヶ月毎みたい。そんな訳で今回は火が入っている所は見られなかった。もっとも、火が入っている最中は24時間体制で釜の面倒を見なきゃならないし、忙しいので間近で見学どころじゃないかもしれないが。

来るタイミングが悪かったかなぁ〜と思いつつ、やちむんの里を後にしたのでした。

万座毛(まんざもう)

城跡ばかりではなく、たまには有名観光地でも・・・という訳で、万座毛に立ち寄ってみました。

ここは、石灰岩の断崖とその上に広がる芝生、そしてそこから見える奇岩が売りの景勝地。さすがに時間が早いとは言え観光バスはガンガン入ってくるし、乗用車もよくナンバーを見るとレンタカーが多い。売店も駐車場の両側にずらっと並び、観光客の迎撃体制万全といったところか。

ここは、18世紀の後半に当時の国王であった尚敬が、「万人を座らせるに足る」と賞賛した事から名前が付いた場所。ここの広大な芝生は全てここに昔から自生しているもので、決して人為的に植えられたものではありません。

まぁせっかく来たんだし、とりあえず海に向かって歩き始めると、すぐに名前の由来となった広い芝生が現れる。

万人を座らせるより、私としてはここでキャンプをしてみたいとつい思ってしまう。勾配も緩やかだし凸凹も少ないし、テントを張りやすそうだからねぇ(^_^;) もちろんキャンプ禁止なのは分かっておりますよ。はい。

今回の旅は同じ宿に連泊とは言え基本的にキャンプ派なので、ついついこういう場所を見るとテントを張ってみたくなるんですよねぇ。

更に先に進むと、左手にガイドブックでよく見る景色が現れる。

象の鼻のようになった岩と、その下にはグリーンの海。天気の関係か、海の色はそれほど綺麗な感じではなかったが、奇岩は他にもいくつかあり、「何でこんな形になったんだろ?」といろいろ考えをめぐらせたり。

ほかにも二つの岩をしめ縄で結んだ所もあり、二つの岩はどういった由来があるのか考えたり、結構楽しめました。

ちなみに、観光客の通路になっている断崖の下のほうには、通路からは決して見えない洞窟があるようです。中には大潮の干潮の時にしか入る事ができない、神様が住んでいる洞窟もあるのだとか。

備瀬のフクギ林

実は、ここに来る前に海洋博公園に立ち寄ろうと思っていたんだけど・・・。

駐車待ちの車が1車線塞いで延々連なっているのを見てげんなりしてしまい、海洋博公園をパスしてここ備瀬のフクギ林にやってきました。

ここのフクギ林は防風林としての役割があるんだけど、一番の特徴はその規模。数千本といわれるフクギと、ここの集落が完全に一体化している。何というか、集落がフクギ林に付属しているような感じ。

海洋博公園のすぐそばにもかかわらず、とても静かでのんびりとした雰囲気。また、遊歩道の中は場所によっては昼間なのに薄暗いほどの所もある。でも沖縄はとても暑いから絶好の木陰であるし、フクギ林は防風林としての役割の他に日除けとしても役目もあるのだろう。

フクギ林は竹富島みたいに水牛車でも観光できるのだが、貧乏サラリーマンライダーの私は、当然歩き! カメラと飲料水を準備し、遊歩道の順路看板に従って歩き始める。

観光客は何組かいたけど人数はそれほど多くなく、コースの案内看板に従ってマイペースで歩く。集落のど真ん中を歩くので、住人のいる家のすぐ脇を通ったりして、何だか人の家の敷地の中を歩いているような気になってしまう。まぁ沖縄ではそういう感じの所ってけっこうあるんだけど。

遊歩道のコースからちょいとわき道に入ると、住人のおばちゃん達が縁側に座って世間話をしていたり、のどかな感じ。自分もあんな感じでのんびりウチナータイムで生活したいなぁと思っちゃいました。

フクギ林の中を続く白い道をゆったり散歩していると、やがて遊歩道も終わりに。左手に海が見えたので脇道に入っていくと、綺麗な海に出た。

ここは地図を見ても特に名前の無い海岸なんだけど、海がものすごく綺麗だし人も少ない。備瀬に住んでいる人々はこの綺麗な海を間近にいつでも見られるわけで、ちょっと羨ましくなってしまった。

この後、海岸に沿って駐車場まで戻り(結構歩いたんだけど)、今帰仁城に向けて出発。

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