キャンプ旅に行こう キャンプ旅向けのコッフェルを材質別に特徴と長短所を解説してみました。
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コッフェル等

コッフェルには丸型と角型、そして材質によってアルミ製・ステンレス製・チタン製があります。一概にどれが良いとは言えませんので、好みや使い勝手によって自由に選択してみてください。

形状別の特徴

ニフレーム トレイルスクエアコッフェル3 icon
コッフェルの形状には丸型と角型があります。種類の多いのは圧倒的に丸型で、角型はとても種類が少ないです。メーカーとしては丸型のほうが加工しやすいという事もあると思いますが…。

もちろん丸型コッフェルでも全く不都合はありませんが、角型コッフェルはパッキング時に納まりが良いのと、中の液体を他の容器に移しやすい、また袋ラーメンを作りやすいと言ったメリットがあります。

材質別の特徴

アルミ製

スノーピーク(snow peak) アルミパーソナルクッカーセット icon
安くて手に入りやすく、チタンほどではありませんがそこそこ軽量です。機能面から言えば、必要にして十分。コッフェルの定番ということで、使っている方もたくさんいます。

アルミ(調理時に溶け出すアルミニウムイオン)はアルツハイマー病の原因になると言われていますが、家庭用調理器具(なべ等)は安いものを中心にアルミ製が多く使われている現状を考えると、必要以上に神経質になる必要があるかどうかは「?」です。

ステンレス製

スノーピーク(snow peak) パーソナルクッカーNo3 icon
価格的にも安く比較的手に入りやすいのが長所。また洗う時も焦げ付き等を気にせず、金属たわしで気軽にゴシゴシ洗えるのも長所。

ただ、材質的にどうしても重くなってしまうのが難点。しかし、ツーリングやドライブの場合は直接自分で運ぶわけではないので、大きな欠点にはならないでしょう。アルミ製は好きではないが、チタン製はちょっと高いと言う方にお勧めです。

使用上の注意点としては、重量軽減の為かソロ用のコッフェルは薄い材料で作られているものが多いので、直接火にかけた場合はもちろん火にかけなくても熱いものを入れるとあっという間に全体が熱くなり、直接口をつけると唇に火傷をする事があります。

また熱伝導率が高くて素材の厚みが少ないのでストーブの火力がモロに伝わりやすく、特に焼いたり炒めたりする場合はストーブのバーナーから適度に離して調理するとか、ストーブの火力の上げすぎに注意する等の工夫が必要です。

チタン製

EPI(イーピーアイ) アドベンチャークッカーセットI icon
とにかく軽量で金属臭がなく、金属イオンが溶け出しにくいので食べ物の味を変えにくいのが長所です。

ただ、アルミ製やステンレス製と比較すると高価になるのが難点。しかし、今はチタン製コッヘルセットもだいぶ値下がりしてきており、手が出ないほど高いわけではありません。チャリダーやバックパッカー、登山をする人は軽量なチタン製が良いでしょう。

チタンコッフェルの短所として、熱伝導率が低い関係で火の当たっている場所しか熱くならないので、料理をする場合はその事を考慮する必要があります。また、炊飯時も「初めチョロチョロ中パッパ」という昔ながらの火加減調整は通用しません。弱火で煮込む要領で炊かないと、底が思いっきり焦げ付きますので注意です。何回かチタンコッフェルでの炊飯を経験すれば、コツや要領は掴めると思います。

スノーピーク(snow peak) チタンシングルマグ220mlフォールディングハンドル icon
そして、逆に熱伝導率の低い事が長所になる場合もあります。

熱伝導率が低いと縁が熱くなりにくいので、熱いもの(コーヒーとかスープとか熱燗とか)を飲む場合はチタン製品は都合の良いことが多いです。メインのコッフェルは熱伝導率の高いアルミ製やステンレス製、マグカップやシェラカップは縁の熱くなりにくいチタン製、と使い分けるのも良いでしょう。

フライパンは別購入がおすすめ

ユニフレーム(UNIFLAME) ちびパン icon
コッフェルセットに入っているフライパン、特にステンやチタンのものは板厚が薄い為に、何かを焼く時に調理しにくいと言う面が出てきます。これは火力がモロに伝わってしまう為にステンでも結果的に火の当たっている場所だけ熱くなってしまうという所から来ているのですが。また、同じ理由で使っているうちに歪んで変形してしまう事もあります。

そこで、フライパンだけ肉厚のものを別途購入と言う手があります。中にはスキレット(ダッヂオーブンのフライパン版)を持ち運ぶ方もおられます。

家庭用の流用という手もあり

キャンプの調理器具は、必ずキャンプ用のコッフェルじゃないといけない事はありません。持ち運ぶ事さえ苦にならなければ、家庭用をそのまま使っても一向に構わないわけです。特にフライパンは板厚がたっぷりあるものが多いので、料理もしやすいです。

しかし必ずしもかさばる物ばかりではありません。ティファール製の調理器具セットのように取っ手が着脱できて本体も入れ子方式で一つにまとめられるものもあります。実際キャンプで使っている方もおられます。

その他食器類

コッフェル以外で持っていくものと言えば箸・スプーン・フォークですが、スプーン・フォークはキャンプ用の折りたたみ式のものとかチタン製の軽いものとか各種ありますので、好みで選べば良いでしょう。後は人によってはナイフとか包丁とかあるでしょうが、これも個人の好みで選べば良いでしょう。

箸は長さを半分にして収納できるものとかありますが、管理人の場合は竹の割り箸を何膳か自宅から持参してます。理由は簡単で、安い・丈夫・無くしても惜しくないの3点です。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) トング付 万能キッチンバサミ icon
それから、ハサミがあると便利です。包丁代わりに食材を切るとか、レトルト食品の開封とか。アウトドア用なら栓抜などが一体化してますので便利です。もちろん、安いハサミでも錆びさせなければ実用上は問題ありません。

あと簡単でも料理をする場合はまな板が欲しくなりますが、車ならともかくバイクの場合は、牛乳パックを開いて使うのが収納や重量面で一番良いかと。少しくらい曲がろうが折り目が付こうが特に問題ないわけですし。

1リットルの紙パックならそれなりの面積になりますが、旅先で買って消費するのは大変ですし事前に洗って乾かす手間もありますので、出発前に幾枚か準備しておくのが良いでしょう。

もちろんアウトドア用まな板でもかまいません。その場合はコンパクトに収納できるとか、薄くて食材を移しやすいように折り目が付いているとか、使いやすいものを選びましょう。


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