キャンプ旅に行こう 2003年の北海道ツーリング旅日記です。
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2003年 北海道ツーリング

7月30日

目を覚ましたら、フライシートをパタパタと叩く音が聞こえた。げげっ! 雨だよ〜(T_T)

雨と言っても本降りと言うわけじゃなかったが、昨日の夕方の時点でそれほど天気が悪くなかった事もあって、タープは張っていなかったのだ。最悪のパターン。出入り口にはひさしがあるので開けられるのではあるが、朝食を作るためのスペースは無いに等しい。かといって和琴半島湖畔キャンプ場には東屋の類は無い。仕方なく缶コーヒーで胃袋をごまかす。

正直言って、撤収しようかどうかかなり迷った。一服しながらしばらく様子を見ていたが、一向に小降りになる様子が無い。そして6時半、撤収を決意する。

まずはテント内で荷物をできるだけまとめてパシコに積み込む。メットは隣のテントの人のバイクのミラーにかけさせて頂いて、雨の中でテントの撤収を開始。

まずはフライシートはそのままで、テント本体をフレームから外して畳む。次にフライを外してそそくさと畳み、地面に敷いてあったドカシーを畳み、フレームも畳んで袋にしまう。当然濡れたままではあるのだが、無視してパニアケースに入れる。

ちなみにほとんどのキャンパーは連泊らしく、撤収しているのは私の他にもう一組、グループツーリングのライダー達だけだった。

午前7時50分、和琴半島湖畔キャンプ場を出発。

まずは川湯を抜けて北上。小清水町へ。途中に峠があるのだが、ラインを踏むと前後ともタイヤがズルッと滑る。と言う訳で慎重にワインディングを通過。

小清水町のセイコーマートでパンを買って、店の軒下で朝食。雨は相変わらずの土砂降り。一息ついた所でルート検討の為に雨で湿気てヨレヨレになったTMを懐から取り出す。(パシコはマグネット式タンクバックが使えないので、TMは下に着ているベストの生地が二重になっている部分に入れているのだ)

交通量の少なそうなR334を通って斜里に抜ける事に決め、雨の中を再び走り始める。

R334は地図で見ると一直線。事実アップダウンはあるがまったくもってその通りで、北海道らしい道のひとつである。しかし雨の中ではただ通過するのみ。すれ違うツーリングライダー達に「お互い雨の中頑張ってるねっ!」とピースサインを交わしながらも淡々と走行。

斜里からR244に入り知床方面の空を見てみると、やっぱり雲がかかっている。若干明るい感じもしたのだが、どっちにしろ知床峠も雲の中のは明らか。展望も望めないだろう。従って今回はそのままR244を走って知床をショートカット。

しかしこの道も大変だった。峠前後は霧が濃く、道路工事もやっているし何と言っても寒い!!

内地の晩秋くらいと言って良いだろうか。防寒着をかなり着込んでいるにもかかわらず全身が震えてしまうくらい。手はグローブの代わりに炊事用ビニール手袋なのだが、雨が強烈に冷たくてかじかんでしまう。

寒さに耐えつつ標津町にたどり着き、セイコーマートに飛び込んで缶コーヒーで手を温める。冷え切った体で風呂に入った時のように、温まった指先はジンジンしびれてくる。しかしその暖かさが心地いい。

しばらく暖をとった後、野付半島へ。雨だと言うのに交通量が妙に多い事に一抹の不安を感じつつ、ひたすらパシコを走らせる。

まずはナラワラで写真を撮ろうと思ったが相変わらずの雨で断念(ナラワラには屋根は全く無い)、そのままトドワラへ向かう。

トドワラPAは新しく立て直されており、広い駐車場ができていた。・・・が、バイク用駐車場が無い。仕方が無いので他のバイクの隣に。

トドワラPAは新しく建て直されて、ドライブインになっていました。駐車場には観光バスが5〜6台、中は観光客でごった返していました。

数年前に来た時は、人影はまばらだったんですが・・・。

雨だと言うのに観光客がわんさか。観光バスが5・6台も来ていれば当然か・・・。トドワラはすっかり観光地化してしまっていた。

先端まで行って見たかったのだが、歩きで片道30分かかるらしい。馬車と言う手もあるのだが、河童を着たまま乗ると座席を濡らしてしまうし、行ったところで観光客の多さと雨で写真もままならないのは目に見えているし、時間も11時を過ぎている・・・ということで今年も断念。

標津町に戻って給油後、中標津へ。国道を外れて市街地に入り、「るっく」と言うホームセンターへ。ここは以前、知る人ぞ知る「555」(『ごーごーご』と読んでください。『ファイズ』と読まないように)を売っていたらしいという所。今回入った目的は555ではなく、寒冷地対応のカセットボンベがあったら買おうと思ったのだ。家からもってきたカセットボンベの残りが少なくなってきたと言うこともある。ランタンと兼用(中のガスだけね)なので減りが早いのだ。

ユニフレームのイソブタン95%というカセットボンベがあったので購入。再び国道へ。

道道13号に入り、さらに西へ。この道はいかにも北海道らしい丘陵地帯を駆け抜けるルート。あいにく雨で少し霧がかかったみたいになっていたのだが、それはそれでなかなか良い感じ。ちょっと幻想的な感じがあるし写真に収めたかったなぁ〜。これから北海道に行かれる方は走ってみては? 交通量も少ないし、個人的にお勧めです。

計根別でラーメン昼食を済ませ標茶町でR274に入り、鶴居村へ。ここで今日の走行は終了。今日はもっぱら移動しただけになっちゃったな・・・。

今夜の宿泊地は鶴居キャンプ場。無料で買出しも便利で温泉も近くにあると言う事もあり、利用者が多い。場内をしばしウロウロし、炊事場の近くに設営場所を定める。天気は相変わらずの雨で止みそうに無い。という訳で、持参のタープの出番がやってきた。

タープはテント全部をカバーする位の大きさはあるのだが、今回はあえてテントを半分外に出して前室優先の配置にしてみた。雨の日はこれが正解だった。外でゆっくり食事ができるし気軽にテントの出入り口が開けられるし。

ところが、テントを張った所は水の流れる所だと言う事に張ってから気が付いた(-_-;) 舗装部分からあふれた雨水がテントの下を流れてる・・・。またやってしまった(T_T)

テントとタープの位置をずらすのが面倒なので、結局はそのままにしてしまいました。

鶴居キャンプ場にて。無料で買出しも便利。サイトの端っこのほうには長期連泊ライダーの姿もありました。
この日の夕食は、豚の生姜焼き+豚汁+α。

さて、明日はどこに行ってみようかな?

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