キャンプ旅に行こう 2007年夏・北海道旅日記です。
ホーム > 旅日記 > 2007年夏・北海道の旅

2007年夏 北海道の旅

8月18日

まだ疲れが抜けきっていない感じ。倦怠感を感じつつ起床。

朝食もサクサクと済ませ、ホテルを出発。今日はフェリーに乗る日なのだが、その前に行かねばならない所があった。R40とR237を南へ向かい、上富良野の「旅の途中」へ。

既に宿泊客は全員出発した後。玄関から声をかけて、宿主のtoshiさんと一年ぶりの再会。お掃除中に申し訳ないです・・・。

とりあえずキャンセル料の支払い。何しろ今回は当日キャンセルになってしまったので、当然キャンセル料は宿泊料全額になる。これは仕方が無い。

しかしながら、泊まれなかったけどオリジナルスタンプカードには判を押していただき、ちょうどスタンプが5個になったので割引料金にしていただいた。感謝です!

宿を始めて以来、キャンセル料を直接訪問して支払うのは私が初めてとの事(^_^;) 変な第一号になってしまった(汗) 冷えたお茶を頂き、しばし談笑。やっぱりちゃんと泊まって話をしたかったなぁ・・・。

まだお掃除中だし、あまり長居するのも・・・と思い、toshiさんに見送られて出発。次回はちゃんと泊まりま〜す!

その後富良野のホーマックに寄り、タッパーと布テープ、そしてCRC2-26を購入。タッパーは防水の為にキー穴に被せてあるビニール袋の代わりにする為。キー穴に被せた状態で開閉できるように上側を布テープで固定、隙間の開く下側にも布テープをスカート状に貼り付ける。これで操作性は少し良くなった(^_^;)

CRC2-26は有名な5-56と同じ防錆潤滑スプレーなんだけど、2-26は接点復活剤と水分除去剤として売られている。万が一の時の気休めです(汗)

旧楓駅跡

苫小牧東港フェリーターミナルに向かう途中、再び夕張方面に向かい初日に場所だけ確認した旧楓駅跡地に立ち寄る。

旧楓駅跡は、思いっきり国道沿いにある。JR石勝線の駅だったのだが、この駅にやって来る汽車は一日たったの一往復だった。しかも早朝で、西隣の新夕張駅との間を往復するだけ・・・。

写真では行き止まりの引込み線が一本ありますが、そこに列車が進入してきていました。楓駅に止まるのはこの普通列車だけで、その他の列車は全て通過していました。かつては駅舎もありましたが、今では取り壊されてしまっています。

ちなみに東隣の駅は占冠駅ですが、占冠駅方向に行く為には一旦新夕張まで戻ってから乗り換えなければならないダイヤになっていました。

上の写真の3番線ホームとは別に、越線橋を挟んで本線上に1番線と2番線ホームがありますが、こちらは結局一度も旅客が利用する事無く終わりました(イベント列車では停車する事があったらしい)。写真右側の2番線ホームには立派なトンネル状の階段もありますが、使われる事無く終わりました。

当初は新夕張との間で6往復あったとの事ですが、モータリゼーション化に伴って利用者が減ってしまったのが廃止の直接の原因。

ちなみに楓駅は元々は夕張線登川支線の駅で、石勝線開通時に石勝線上に移転、その後楓集落と登川集落との間に再移転して現在の場所になったとの事。場所的に中途半端になってしまったのも利用者減に繋がった。楓駅は、現在は楓信号場として扱われているとの事。

今は駅跡の前に集合住宅もあり、その人達の利用も見込んでいたのでしょうが・・・。廃止に伴う地元説明会でも強固な反対は無く、あっさりと廃止が決まったようです。

廃駅をいくつも見てきて思うのは、廃止になったのは利用者が少ないのと車社会によるものがほとんど。確かに資本主義経済では至って正しい事ではあるのだが・・・。北海道には限らないけど、では車を運転できない人はどうなるの? と思ってしまう。お年寄りとか。

誰かに乗せてもらうと言っても相手の都合で大きく左右されてしまうし、気を使ってしまう。それに頼める相手が常にいるとは限らない。高齢化が進んだ地域は、文字通りお年寄りばかりだし。バスを使うにしても過疎化が進んだ地域では人口が少なすぎて、マイクロバスでも採算が取れない。

高齢化が進む昨今、その手の問題は今以上にクローズアップされてくるだろうな。地方においては公共交通機関が成り立たなくなりつつあるし・・・。

旧楓駅を後にし、フェリーに乗るべく苫小牧東港に向かう。



帰りのチケットは既に新潟港で発券済みなので、特に手続きは不要で発見待ちの列に並ぶ必要も無く、至って楽だった。

しかし写真のように3列に並んで待っていたのだが、左側二列が先に乗船し、はるか後方にいたバイクまでもが先に乗船。私のいた列だけ乗用車乗船開始後もかなり待たされた。いくら経由便で行き先が複数あるからと言って、手際が悪いというか何と言うか。同じ新潟行きでも二回に分けての乗船だし・・・。

ようやく乗船したが、行きと同じ二等和室なので良い場所は軒並み取られていた。エントランスホールに近い部屋の隅っこが確保できただけマシか。

夕食は船内のレストランで済ませ、翌日の走行に備え、早めに就寝。

8月19日

船内ではひたすらゴロゴロ。下船後に300km以上走らねばならないので体力温存というのもあるが、特にやる事も無いしねぇ(^_^;)

同室は小さい子供のいるファミリー2組と老夫婦。その他は「お一人様」といったところ。子供連れにつきものの大騒ぎも無く、比較的静かで一安心。

今回帰りに乗った船には、後部デッキにジャグジーが設置されている。写真はお湯を入れている最中なんだけど、どのくらい利用者があったのかな? 入浴可能になった時には私は船室に戻っていたのでわからないのだが。

湯船自体は二つだけど、一つ一つは小さいので足を伸ばしてゆっくり・・・という訳にはいかないな。

浴場と違って衆人環視の中での入浴だし、水着着用は当然なんだろうけど・・・着替える場所ってあったかな?


新潟港には定刻に到着。

市内で給油を済ませ、高速をひた走る。・・・が、地震の後遺症で路面は波打っていて、走りにくい。橋の部分だけが盛り上がっている状態になっていて、橋を超えて路面が沈み込むと一瞬シートから浮いてしまうくらいの段差がある。段差の前後は緩いスロープ状に補修されているとは言え、実際走ってみると驚くくらい波打っているのが分かる。

とは言え自然現象によるものだし、通行できるだけでも有り難い、と考えるべきだろう。今回の地震では大きな被害が出た訳だけど、復興するにも順序というものがあるわけだし。

上越JCTから南下する。例年は途中でほぼ100%の確率で夕立に会うんだけど、今年は幸いにして雨に降られる事は無かった。富良野での雨対策が無駄になったと言えばそうだけど、私はそれでも良かったと思っている。雨さえ降らなければ、スカブも快調に走ってくれるからね。

何はともあれ、無事にスカブと共に帰宅。一時はどうなる事かと思ったけど、今回のトラブルも時間が経てば笑い話になるのだろう。でもこんな思いをするのはもう御免ですが(^_^;)

8/128/138/14 その18/14 その28/15 その18/15 その28/168/17|8/18〜8/19


リンク

ホーム
旅日記TOP

コンテンツ内リンク

8/12
8/13
8/14 その1
8/14 その2
8/15 その1
8/15 その2
8/16
8/17
・8/18〜19





▲ページ先頭に戻る