キャンプ旅に行こう 2005年の北海道ツーリング旅日記です。
ホーム > 旅日記 > 2005年北海道ツーリング

2005年 北海道ツーリング

8月2日

朝8時過ぎにキャンプ場を出発。もちろん荷物は持たずにテントは張りっ放し。

まず斜里町に出て、混雑していそうな知床には向かわずにR244を根北峠方面へ。やっぱりここでも鉄ヲタ丸出しで、旧国鉄・根北線の橋梁跡を見に行く為。

R244を根北峠方面にしばらく走ると、それは突然姿を現す。第一幾品川橋梁。別名「越川橋梁」とも呼ばれ、根北線の為に昭和14年に作られたもの。昭和48年にR244の拡幅工事の為に橋脚2本が撤去され、現在の姿になった。

根北線は昭和32年に斜里〜越川間が開通し、最終的には標津に繋がるはずだった路線。しかし利用者が極少だった事もあり、越川橋梁まで線路が延びる事無く昭和45年に廃線となった。

国道を挟む形で残っている、第一幾品川橋梁(越川橋梁)。驚くのは、鉄筋を一切使わずに作られている事。しかし、この橋を列車が走ることはついにありませんでした。

この橋も過酷な強制労働によって作られたとの事。後で書きますが、この橋には人柱伝説があります。上写真を見るとわかりますが、橋脚根元に献花された花が置かれています。

第一幾品川橋梁は全長147mの10連コンクリートアーチ橋で、タウシュベツと違って全体が緩やかにカーブしている。その姿はなかなか美しいのかもしれないが、すぐ下には行けるが残念ながら木々が茂っていて全体を見る事はできない。R244を走る予定のある方は、頭の片隅にとどめてみてください。全体を見るのなら、木の葉が落ちる秋以降のほうが良いのかも。

その後脇道にチョコチョコ入りながら標津町市街地に出て、セイコーマートで休憩。

R244からちょっと脇道に入ると、こんな直線ダートが当たり前のようにあったりします。内地じゃなかなかお目にかかれません。

道の反対側を見たら「郷土料理・武田」と言うお店が。看板には「日本一」と書かれ、その下には「いくら丼・うに丼・海鮮丼」の文字が。開店は11時、時計を見ると10時45分・・・。と言うわけで、ちょっと早いけど昼飯をそこで食べることに。

注文したのは海鮮ともえ丼。ウニ・いくら・タラバガニが入って、アサリ汁付で2800円。ちょっとお高いけど、せっかく北海道に来てるんだし・・・と言うことで注文。

標津町のセイコーマート向かいにある、郷土料理・武田。開店直後と言う事もあって、お客さんは私の他に塾長さんとジェベルのライダー氏の2名。
んで、海鮮ともえ丼で〜す。ご覧の通り、ご飯の上に乗っているのはウニ・イクラ・カニ。

あっという間に完食してしまったのでした(^_^;)

出て来たところで早速一口。

「もぐもぐ・・・・・・う、ウマい(T_T)」

私はウニはあまり好きではなかったのだが、いくらでも食べられそうだ。イクラもかにも然り。貪るように食べ尽くしてしまったのでした。

時間が早かったのもあるんだけど店内にはお客さんが3人。で、私はカウンターに端に座ったんだけど、もう一方の端に座った人がどこかであった事のある人のような気がしていた。で、清算を済ませて外に出てみると・・・見覚えのあるゼファー1100が。そう、以前和琴で会った塾長さんだった!

店内に戻り、声をかける。塾長さんはこれから知床方面に向かうとの事。で、14日(だったかな?)には夕張方面のキャンプ場で仲間とキャンプすると言う。快速旅團に行けばわかるとの事なので、14日近辺になったら行ってみようかな? と考え始めたところ。

満足な昼食&久しぶりの再会ののち中標津経由で開陽台方面へ行き、更に道道150号を裏摩周方面へ。

この写真は確か中標津から開陽台に向かう途中・・・だったと思います(^_^;)

中標津周辺はこんな直線道路があちこちにあります。

この時点で天気は雨。裏摩周に行っても展望は望めないのはわかっていたので、そのまま神の子池へ。

ここは観光バスが入って来るようになったとの事なので、現状確認を兼ねて行ってみた。道道1115から左に入ってダートを少し走ったら・・・突然工事のおぢさんに止められてしまった。

「???」

しばらく待っていたら工事車両がやってきて、入れ違いで先に進んだら・・・路面に土を撒いた直後だった(T_T)

ハンドルは取られまくるし、タイヤはグリップしないし、通過するのに冷や汗をかきましたよ・・・。

で、到着してみたらとりあえずは以前のままの姿を保っていました。しかし新たに「小銭を投げないで下さい」という看板が(ーー;) やっぱりどこにでもいるんだねぇ。そう言えば、何年か前に来た時も小銭が池の中に落ちていたし・・・。池とか泉に小銭を投げ込むのは日本人だけらしいけど、私にはいまだに理解できない。

小銭を投げ込む風習があるのは「トレビの泉」だったっけ? あれは小銭を投げ込むと再びローマに帰る事ができると言う事からできた風習じゃなかったっけ? 日本在住の日本人が同じ事を他の所でやっても無意味と思うのだが・・・。

こんな看板が立てられていました(-_-;)

観光客が増えると共に小銭を投げ込む人も増えて、清里町としても無視できなくなってきたのでしょう。
まぁ何にせよ、以前来た時のままの美しさは保っていました。いつ見ても神秘的な青さです。

本格的に観光バスが入ってくるようになったらどうなるか、先行き不安です。確かに私自身も観光で来ている訳だけど、余計な事はせずに今の姿を保っていられるように配慮はしているつもりです。本当なら歩いて来るのが一番良いのかもしれないですけどね。

その後は市街地で買出ししてキャンプ場へ戻り、まったりモードに突入。

------------------------------

実は昨夜、キャンプ場でちょっとしたトラブルがありました。

酒が過ぎて遅くまで喋っていたライダーに、そばにテントを張っていた他のライダーが怒って注意をした・・・というものなんだけど、多かれ少なかれ今の時期は利用者の多いキャンプ場では起こりがち。私は8時過ぎに寝てしまったのでテント内で半分寝ながら言い争うのを聞いていたわけなんですが・・・。

結局キャンプ場の管理人さんと周囲のライダーが仲裁に入って騒ぎは収まったようなんだけど、ここを読んでいる皆さんはキャンプ場はパブリックスペース(共有スペース)という事を頭に叩き込んで、こんな事を起こさないようにして下さいね。くれぐれもお願いします<(_ _)>

ちなみに注意をしたライダーは、直後にテントを撤収して出て行ってしまったそうです・・・。

騒いでしまった人は今朝はしっかり反省していましたし、話をしてみると本当に普通の人です。酒が入ると周囲に気が回らなくなってしまいがちですが、そんなになるまで飲まないのが一番の対処法でしょう。

反対の事を言うようですが、こういう他の人が騒いで迷惑を被る経験をしてみるのも一度は良いのかもしれません。何故なら、自分にとって良い反面教師になるからなんですね。さすがに何度も経験するのは御免こうむりますが(^_^;)

8月3日

今(3日夕方)、外は雨が本降りになっております。私はこの天気にもかかわらずキャンプ中ですが、お風呂に入って、ビールを飲んで、タープを張ったのでテント内に閉じこもる事無く外で簡素ながらも食事をし、結構快適なテント生活をしております。

今日は2泊した和琴半島湖畔キャンプ場を出て、北に移動しました。走行距離は300km弱。しかし、どこにも観光に立ち寄らずにひたすら移動するだけの一日でした。理由はお分かりになると思いますが雨・雨・雨・・・。

美幌町からR333を通って遠軽町へ出て、湧別町へ北上して上湧別の道の駅で休憩。以前は中湧別駅のあった場所で、駅の跡を道の駅として活用しています。ちなみにここは温泉があるので、休憩&温泉タイムにはもってこいの場所。当然ここでしばらく雨宿り。

中湧別駅の跡は、道の駅として再利用されています。駅の設備と車両も保存されています。

・・・しかしいつまで待っても雨がやむ訳でもなく、重い腰を上げて出発。

西興部通過中はマジでバケツをひっくり返したような大雨になり、防水透湿カッパを着ているにもかかわらず全身が濡れてしまう状態でした。靴はゴアテックスのトレッキングシューズで裾カバーを併用していたんですが、これだけの大雨になるとさすがに浸水は避けられませんでした。グチュグチュになるほどではなかったんですけどね。

雨の中を走るのは嫌いじゃない。雨じゃないと見えない景色とか雰囲気もあるからね。けど、これだけの土砂降りはちょっと勘弁かな(^_^;)

今日のキャンプ地は森林公園美深アイランド。管理棟近くに設営。当然タープも。

天気予報を見ると北海道南岸沿いに前線が停滞しているし、この天気がどのくらい続くか心配ではあるんだけど、明日は天気によっては今いるキャンプ場で停滞しようと思ってます。そろそろ洗濯もしないといけないし・・・。

7/29〜30 7/31〜8/1 8/2〜3 8/4〜5 8/6〜7
8/8〜9 8/10〜11 8/12〜13 8/14〜15 8/16〜17
8/18〜19 8/20〜21 8/22〜23 8/24〜25 8/26〜28

リンク

ホーム
旅日記TOP

コンテンツ内リンク

7/29〜30
7/31〜8/1
・8/2〜3
8/4〜5
8/6〜7
8/8〜9
8/10〜11
8/12〜13
8/14〜15
8/16〜17
8/18〜19
8/20〜21
8/22〜23
8/24〜25
8/26〜28





▲ページ先頭に戻る