2005年の北海道ツーリング旅日記です。 | |
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2005年 北海道ツーリング8月4日今日は天気は回復したんだけど、完全停滞日となりました。では一日何をやっていたのかというと、洗濯と物干し各2回、残りの時間は椅子に座ってぼけっとしたり、他のキャンパー(車で来て連泊中の人とか)とお喋りしたり、風呂に入ったり。朝起きて外に出ると、空はどよよ〜〜んとした曇り空。しかし幸い雨は降りそうに無い感じだったので、この時点で今日は洗濯日と決定。 そうと決まればいきなり朝からまったりモード。簡単な朝食を済ませ、お隣さんの練馬ナンバーアフリカツインの人とお喋りしつつ時間をつぶす。 出発を見送って早速洗濯にとりかかる。何しろ私は汗っかきなので、特にTシャツの消費量が多くなる。早くも持参してきたTシャツ着替えのほとんどを使ってしまった状態なのと、上着も替えをあまり持ってきていない関係で洗濯しないとマズイ。更にタオルは全部使い切ってしまって綺麗なタオルが一枚も無いという有様。他の荷物も昨日の大雨でほとんどが湿っている。 幸い今回利用中の森林公園美深アイランドはコインランドリーがあるので、洗濯機が空いたのを見計らって自分の洗濯物を放り込む。利用者が多いのに対して洗濯機と乾燥機が2台づつしかないので、空くかどうかをマメにチェックしておかねばならないのだ。ちなみに洗剤は管理棟で一袋50円で販売されています。 洗濯を済ませ、乾燥機にかける。100円で40分なんだけど、40分では完全に乾燥するまでには至らない。しかし次々に洗濯待ちの人が来る状態で、80分も120分も乾燥機を占有するわけにはいかない。お金を払っているからといっても、これらはキャンプ場利用者の共有設備。自分だけの都合を通すわけにはいかない。 40分たったら半渇き状態で乾燥機から取り出し天日で干す。 今回は巻き取り式の物干し用ロープを持ってきたので、木の間に張って洗濯物を干すがスペースが足りない。仕方が無いので荷物固定用のゴムロープも動員して物干しスペースを確保。 という訳で、瞬く間に私のテント周辺は強烈な生活臭が漂う雰囲気になったのでした(^_^;)
10時を過ぎる頃には青空が出てきて日も差し始め、絶好の洗濯日和になりました。結局洗濯をもう一回やって、ようやく洗い物が片付いたのでした。北海道に来て、すっかり「主夫」してしまいました。 今回バイクに乗った距離は約20km弱。美深の市街地へ給油と買出しに行ったのみ(^_^;) しかもその時の格好は、上はTシャツの上にジャケット、下はジャージという格好・・・。いやぁ〜、風通しが良かったですわ(「どこが?」というツッコミは却下します)。 考えてみれば、北海道ツーリングは10回目だけど、こんなにキャンプ場でまったりしたのは初めて。でもまぁ、たまにはこんなキャンプも良いでしょう。丸々一日休養して洗濯に充てるなんて、日程が例年通りだったらまずできないしね。 明日は撤収して更に北に向かう予定です。 8月5日今朝は起きたのは5時過ぎなんだけど、出発は8時。何でこんなに時間がかかったかというと、管理人さんが来るのが8時頃だから。ゴミを出すのには、きちんと分別した上で管理人さんのチェックを受けなければならない。でもゴミ持ち帰りよりは、はるかにマシ。持ち帰りが当たり前になりつつある今では、むしろ有難いと言えるでしょう。起きて昨日買ったリンゴを丸かじりして朝食とし、撤収開始。空は曇っているが、幸い雨は5時過ぎには止んだので助かった。テントを畳み、タープを畳み・・・1時間以上かけて撤収作業完了。それから缶コーヒーを飲みつつ一服しながら管理人さんを待つ。ゴミの分別チェックも無事通過。 そんなこんなで森林公園美深アイランドを出発したのは8時過ぎ。 まずR275を朱鞠内湖方面へ。母子里に出たところでまたまた鉄ヲタモードに突入。今回の探索対象は1995年に廃止になったJR深名線で、旧母子里駅がR275と道道688の交差点近辺にあるはず。今回のツーリングには初代ツーリングマップ(くどいけどマップルではない)を持ってきているのだが、これにはまだ深名線が現役路線として掲載されているのだ。 路肩にVストロームを止めて、最新版ツーリングマップルと比較しながら見ていると、通りがかりの地元のおぢさんが車に乗ったまま声をかけてきた。 「道がわからないのかい?」 「いえ、道はわかっているんですが・・・北母子里駅の跡を探しているんです。」 「あぁ、それならあそこに3本見えている携帯電話のアンテナが立っている場所がそうだよ。駅を壊してあれを立てたんだ。」 「そうなんですか・・・ありがとうございます!」 というやり取りのあと基地局アンテナの立っている場所へ行ってみたら、まさにその通りだった。アンテナの周囲には金網が張り巡らされていたが、その裏へ回ってみるとホームの跡が草に埋もれて残っていた。ホーム前後には、路盤跡もわずかに残っていた。
正直言って、わずか10年前までここに列車が走っていたなんて想像できないほどだった。 JR深名線は深川〜名寄を結ぶ、極寒積雪地帯を走る路線であった。林業の衰退と人口流出に伴う過疎化で輸送量も少なく、深川〜名寄間の直通列車すら無いという状態にもかかわらず、1995年まで運転が行われた。 これは並行する道路が無かったという理由によるもので、国道が整備されたのに伴い同年9月3日にて廃止になった。 このあたりは日本で一番気温が下がる地域であるし、鉄道を維持するのはさぞ大変だっただろう。人口密度が希薄である事も考えると、廃線になったのも仕方が無いような気もするが・・・。 そんなことを考えている間に顔と手を蚊に刺されてしまった(エンジンの熱に誘われたのか、バイクの周りに蚊がたかっている状態だった)ので、R275に戻って「湖畔駅」跡を探しに向かった。 湖畔駅は、初代ツーリングマップを見るとR275から道道688を北上し、朱鞠内湖畔キャンプ場方面に行く道との交差点のすぐ横にあった。事前調査によると鉄骨を組んで作った質素なホーム跡が残っているはず・・・と思ってみたら、何と駅跡周辺はかなりの面積が重機で平らに均され、路盤跡はかろうじてわかるものの駅跡は跡形も無く消えうせていました。
それでも諦めきれずに周辺をうろついてみたが、無駄な努力だった・・・。 湖畔駅が無くなってしまっていたのは残念だったけど、周辺には雑草に埋もれながらも路盤跡がはっきり残っていたり、道路と路盤跡の交差部分には踏切の跡が残っていたりしていました。それから、深名線は国道と違って朱鞠内湖の北側を走っていて、ちょうど朱鞠内湖の真北(現TM北海道版P51−J−3とK−3の境目あたり)に「白樺駅」があったはずなんだけど、今回は時間的制約で探索できませんでした。 その後R239を苫前方面に走り古丹別のセイコーマートで休憩、稚内に行くべく出発したら・・・何を勘違いしたのが来た道を戻ってしまい、20km以上戻ってやっと気がつく有様(^_^;) ここで大きくタイムロスをしてしまいました・・・。 ようやくR232に出て北上開始。道の駅・富士見でサケイクラ丼を食べて、天塩町から定番ルートの道道106に入り、稚内へ。北上するにつれて天気も良くなり、気分は最高。そして・・・フェリーに乗ってしまいました。
航海中はウミネコがずっとまとわりついていて、乗客が手に持って差し出すスナック菓子を飛行したまま咥えるなど、なかなか芸達者(?)なウミネコ達でした。
という訳で、北海道ツーリング10回目にして初めて島に渡りました。香深港に近づくと、埠頭で旗を振っている人達が・・・。そう、某ユースホステルのヘルパーさん達。話には聞いていたけど、派手なお出迎えですな(^_^;) ちなみに明日はもっとド派手な見送りを目撃する事になる。 稚内港→礼文島・香深港の最終便に乗ったので、香深港到着時は既に午後5時を回っている状態。さすがにこれからどこかに行こうとは思わなかったので、北上してセイコーマートで買出し、一番近い緑ヶ丘公園キャンプ場に行く。
テント床にテントを張り、ビールを飲みながら簡単な食事を取る。日が沈むとさすがに肌寒くなってきたので長袖を着込み、一服しながら明日の予定を考え9時過ぎに就寝。 Vストロームと一緒に渡ったんだけど、料金の高さには驚きました。稚内〜礼文航路は6720円(~_~;) 往復だけで13000円以上。覚悟はしていたとはいえ、懐が痛かったのは確かです。
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