2005年の北海道ツーリング旅日記です。 | |
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2005年 北海道ツーリング8月16日例によって朝5時に起床。13日から森林公園美深アイランドに3連泊。起きてとりあえず一服し、すぐに撤収作業に取り掛かる。おとうの淹れてくれたコーヒーを飲みつつ1時間ほどで撤収&積載完了。 8時、3泊4日を共に過ごした人たちに挨拶し、出発。 今日は再び道東方面に移動するのに専念。R40を士別まで南下し、道道61を東へ。交通量も少なく快調。それにしても少々肌寒い。長袖シャツの上にライディングジャケットでちょうど良い位。下半身はGパン一枚なので、風がちょっと冷たい。おかげでトイレが近い事近い事(^_^;) 滝上町からR273を南下、浮島峠を今度はちゃんと(?)トンネルで超え、上川でR333に入る。実はここから旭川紋別自動車道があって現在は無料開放されているのだが、あえてR333を走る。自動車道のおかげで交通量が少なく、適度なワインディングで走ってて結構楽しめるのだ。 北見市の若佐という所で昼食、美幌町のホーマック(北海道各地にあるホームセンター)でトイレに入って一服していると、旦那さんと息子さんがバイク乗りだという従業員のおばちゃんに話しかけられ、しばらく談笑してしまう。 どこから来たのかとか、こっち(北海道)は海産物が美味しいとか、昨日から一気に冷え込みましたねとか、いろいろ話し込んでしまう。ライダー同士の交流も楽しいけれど、こうして地元の人との他愛の無い会話というのもまた楽しいもの。 こういう場合、観光地のビジネススマイルと違って本音と言うか、本当の気持ちをぶつけてくる事が多い。もちろん中には我々ライダーとか内地の観光客に対する苦言や意見もあったりするが、どっちにしろ旅先の地元の人の本音を聞ける機会というのは貴重だと思う。だから団体パックツアーの最大の欠点は、地元の人の本音がほとんど聞くことができないと言う点だと思っている。 その後は美幌峠に駆け上っていく。 美幌峠は今回のツーリングで既に2回通過しているのだが、朝という事もあって2回とも濃霧で展望はまったく無かった。しかし今回は午後3時前後で雲が多かったものの展望は良好。駐車場にはバイクや車がたくさん止まっていた。 眼下には屈斜路湖が美しい姿を見せている。峠を通過する道路道路以外の人工建造物が目立たないという事もあるんだけど。その道路(R243)も風景と結構マッチしているように思えてきてしまう。
美幌峠から屈斜路湖方面を撮った写真をパノラマにしてみました(別ウィンドウで開きます)。足場が悪い所で撮ったので少し斜めになっちゃってますが(^_^;) 峠を駆け下り、和琴を通過して弟子屈の道の駅で宿を手配する。ピークを過ぎたとは言え、弟子屈周辺は観光地でもあるのでちょっと不安だったけど、幸い当日予約ができた。一安心。 実は今回のツーリング、7/30に上陸以来宿を使ったのは3泊のみ。しかもそのうち1泊はユースホステル、もう1泊は旅人宿だったので、個室で泊まったのは1泊のみ。あとはすべてキャンプ。キャンプにしても旅人宿やユースやライダーハウスにしても、完全に一人っきりになれないので周囲に対する気遣いが必要になってくる。 今回の宿は、弟子屈市街地の釧路川沿いにある「ホテル丸米」。バイクを駐車場に止めたら従業員の方が出てきて「バイクはあそこの屋根の下に止めて頂いて良いですよ。」と言われ、今は使われていない旧館の軒先(と言うか玄関先)の屋根の下に移動し、チェックイン。部屋は和室で8畳位かな? 窓際にも2畳くらいの板の間があったから、一人で使うには十分過ぎるほどのびのびできる。 とりあえず部屋に入って一息つく。携帯とノートPCをコンセントに繋いで充電開始し、何はともあれ風呂に向かう。 大浴場は24時間入浴可能で、泉質は弱アルカリ塩化物泉。日帰り入浴だと400円みたい。時間がちょっと早かったので他に入浴客は無く、貸しきり状態。髪と体を洗って、大きな湯船にのんびり漬かる。あ〜極楽極楽。 夕食は部屋食になっている。仲居さんが料理を持ってきてくれるんだけど、品数が多い(^_^;) お膳が三つ・・・。 旅先では「出された物は全部食う」と言うモットーに従い、もちろん完食。胃袋がパンパンで、しばらく動くのが嫌になるくらいでした。風呂上りのビールを少しセーブしておけば良かったかな? これから何泊かは民宿やビジホを利用する予定です。宿泊地での出会いという楽しみは無くなるものの、しばらくは孤独な旅ライダーになって駆け回ろうかなと思ってます。 8月17日例によって朝5時に起き、荷物を整理する。朝食も部屋食で、テレビを見ながら平らげる。既に外からはバイクの走る音が聞こえ始めている。いつものように、8時過ぎにチェックアウト。宿泊料金7350円。荷物をバイクに積み、改めて旧館を見てみる。旅館と言うより「旅籠(はたご)」と言ったほうがぴったり来るような、昔ながらの建物。歴史がある建物なので、取り壊さずにそのまま残してあるのでしょう。 検索してみると、現在の弟子屈に最初の定住者が現れたのが明治18年(1885年)で、その翌年にこの「ホテル丸米」の前身になる宿が開業したとの事。120年の歴史があると知って驚きました。
まずは弟子屈のセイコーマートで止まって、帰りのフェリーを予約すべく新日本海フェリーに電話。とりあえず27日の苫小牧東〜新潟便の仮予約完了。本当は東日本フェリーの室蘭〜直江津便にしたかったんだけど、昨夜調べたら既に満席で断念せざるを得なかった。 その後向かったのが摩周湖。雲がかかっていたので、正直言って展望は最初から期待していなかった。それにしても肌寒い。ちなみに途中の電光掲示板の表示は「気温18℃」・・・肌寒いわけだよ。 まずは第3展望台に向かう。第一展望台を過ぎてしばらくすると雲の中に突入し、濃い霧がかかった状態に。「こりゃ阿寒・・・いや、アカン」と思いつつ、駐車場にバイクを止めてとりあえず展望台に登る。 摩周湖には展望台が裏摩周を含めて3箇所あるが、この第3展望台は一番標高が高いので雲の中になりやすいのだ。今回もそのパターンで、湖面周辺は雲がかかっていないんだけど展望台が雲の中なので、湖面がキラキラ光っているのがわかるんだけど湖全体は見る事ができない。カムイシュ島もかろうじてわかる程度。 次に第1展望台へ。駐車料金100円を払って展望台に向かうが、まだ時間的に早いせいか観光客は少ない。こちらは雲の下側なので摩周湖全体を見渡すことができる。・・・が、前述したとおり雲がかかっている状態で景観は今ひとつ。摩周岳も全体が見えない。晴れの摩周湖を見てみたかったが、まぁこればかりは仕方が無い。
写真を撮った直後に観光客がどやどやとやって来た。その中に混じってバスガイド(添乗員?)さんの解説を素知らぬ振りして聞いてたんだけど、カムイシュ島は摩周湖の湖底から蝋燭のように立っている岩場の頭だけが湖面上に出て作られている島だとか、結構楽しく聞かせていただきました。 次にまたまた開陽台へ。今回は展望台まで行ってみたんだけど、有名なだけあってライダーがたくさん。例の北19号道路は、撮影スポットにバイクが何台も路肩に止まって撮影大会みたいになっておりました。まぁお約束の中のお約束ですからねぇ。かく言う私もその一人。
道道975からちょっとわき道へ。ウロウロしていると長い直線ダートに入ってしまった。・・・と言うわけで、砂煙をもうもうと立てながら、ちょいと飛ばしてみました。速度は・・・ここでは書けません(^_^;) 後でバイクを見たら、ホイールが砂埃で真っ白になっておりました。
国道に戻り、道道950号をトドワラへ。 こちらに来ると天気も晴れてきて、走っていて非常に気分が良い。ナラワラにも立ち寄ったが、立ち枯れた木々も好天の元ではなかなか良い雰囲気を出している。トドワラで散策でもしてみようかと思ったんだけど、今回も時間的に断念せざるを得なかった。 トドワラパーキングでDR650のライダーと談笑して出発、R244に戻って南へ。
白鳥台パーキングでラーメン昼食、更に南下してヤウシュベツ湿原を見て道道142へ入る。ここもなかなか風光明媚な所でライダーも多い。厚岸までは交通量も少なく気分良く駆け抜ける。
R44に戻ってからは釧路へ直行、9日に宿泊した「釧路ロイヤルイン」にチェックイン。実は旅日記UPのついでにネット予約しておいたんです(^_^;) 夕食もやっぱり9日に宴会した居酒屋で。カウンターでビール片手に一人で乾杯。 -------------------- 自宅を出発してからのVストロームの走行距離が5000kmを超えました。期間の割には少ないのですが、走行距離80kmと言う日もあったし、まぁこんなもんでしょう。一週間程度ならともかく、一ヶ月近いツーリングで毎日300kmも400kmも走って毎日キャンプじゃ、正直言って体が持ちません。 納車からの総走行距離はもうじき10000km。そのうち半分以上は今回のツーリングで走ったことになります。買って半年たたないうちに10000km走ったのは、バイクに乗り始めた頃以来かもしれないです(^_^;) そして想定していた事ではあるんだけど、タイヤの減りがだいぶ気になってきました。特に後輪は真ん中だけ磨耗が進行していて、サイド部とセンター部の間にカドができてきました。残りの日程の間持つかどうかちょっと心配・・・。
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