2005年の北海道ツーリング旅日記です。 | |
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2005年 北海道ツーリング8月24日2泊した帯広の駅前にあるホテル・ヒーローを8時過ぎに出発。まずはR241をひたすら北上する。上士幌まで来たところで、この先は層雲峡近辺までガソリンスタンドが全く無いので念の為に給油、更に北上する。糠平へ向かう途中の最初のトンネル、黒石平トンネルの手前でVストロームを路肩に止める。ここには路肩から下に降りていく階段があるのだが、実はこの階段の下にあるのは旧国鉄・士幌線の黒石平駅跡なのである。つまりこの階段は駅のホームに下りていく階段だったもの。 もっとも、駅の跡は階段以外は何も残っていない。士幌線の路盤跡と、「黒石平駅跡」という小さな看板があるだけ。昭和31年に設置された駅だったんだけど、士幌線が無くなった今は単なる草むらと化してしまっている。 周辺には人家はまったく無く、無人地帯である。開設当時は人家があったのかもしれないが、昔の事を知らずに今の状況だけを見ると、なぜこんな所に駅を開設したのか理解できないであろう。
その後、糠平駅跡にある鉄道資料館に立ち寄ってパンフを購入し、ちょっと見学。黒石平駅の現役の頃の写真があったのでパシャリ。ここにある車掌車は塗装が塗り替えられていて、黒から茶色になっていた。 天気は士幌町に辺りから晴れてきて、糠平に来る頃には快晴と言って良いほどに好天になった。そこで、再度タウシュベツ橋梁に行くことに。前回はどんよりとした天気だったけど、今回は綺麗な写真が撮れそうだ。
タウシュベツ橋梁はやはり観光客が何組もいた。バイクも結構いて、中にはZZ−R1100で来ている人も(^_^;) 水位はここ数日の大雨で前回よりもかなり上がっていた。しかし糠平湖の湖面がキラキラと輝いていてなかなか綺麗だ。タウシュベツ橋梁も引き立って見えるように感じてしまった。このあたりは建設時に周囲との景観に配慮した事もあるだろう。 今回は林道をもう少し先に走った撮影ポイントにも行ってみた。全体が見渡せるポイントなのだが、ここで写真を何枚か撮る。この位置からだと、以前の地震で崩落してしまった箇所が良く見える。やはり崩落箇所は徐々に大きくなってきているようだ。保存が難しい場所なだけに、いつまで今の姿を留めていられるか・・・。
パンフを見ると、「熊谷温泉跡」が林道沿いにあるらしいのでちょっくらみて見ましょうかと更に先に進むが・・・結局わからずじまい(^_^;) 結構林道を進んでしまったので引き返すのが面倒になり、林道終点の糠平ダムまで走ってしまいました。荷物積載状態&スリップサイン露出直前だと言うのに良くやるよなぁ、我ながら。 で、またまた糠平を通って三国峠へ。天気が良く路面もすっかり乾いているので走っていて気分が良い事この上ない。やっぱりこれはバイクでないと味わえない感覚。車は確かに楽だけど、晴れの日がいかに有難いものかはほとんど感じないだろうな。昨日が実際そうだったし。
R39に出ると、交通量は一気に増える。当然走行ペースがた落ち。大型車も多く追い越しもままならないので他車に合わせて走るしかない。 道道140に入ってようやくペースが上げられる状態に戻ったが、調子良く走っていたら右の路肩にパトカーが!! 慌ててアクセルを戻してミラーを気にしてしばらく走るが、追ってくる様子は無し。ふぅぅぅぅ〜〜〜〜。何とかセーフ。 東神楽を抜けてR452へ。そして「パッチワークの路」に入っていってみるが・・・案の定観光客多し(-_-;) 乗用車に観光バスに自転車が入り乱れて走っていると言うか何というか。特にセブンスターの木とかケンメリの木の周囲は観光客が密集している。
とてもゆっくり景色を楽しむ雰囲気じゃないので、とっととR237に戻って宿に向かった。 明日・明後日は、この「旅の途中」をベースに富良野近辺をウロウロする予定です。また、宿はかろうじて圏内で何とかパソコンで日記をUPできるのがわかったので、国道まで出て携帯でのUPはしなくて済みそう。携帯で文章を書くのが苦手なので非常に助かる。 8月25日今日の予定をどうするか昨夜から考えていたんだけど、宿主toshiさんとも相談した結果、旭岳へ登ることに。正直言って運動不足なので不安だったのだが、とりあえず登れる所まで登って無理だったら引き換えせば良いと言う事で決定。9時過ぎ、toshiさんに見送られて出発。途中のコンビニでアイソトニックドリンク500mlを2本とタオルを買った後に美瑛市街地で道道213に入る。 しばらく進むと、巨大なダムの工事現場が左手に見えてくる。忠別ダムと言うらしいのだが、放水部以外は岩肌がむき出しの「重力式コンクリート・ロックフィル併用式ダム」というやつ。この辺りは平らな場所が多いし、もし完成して貯水したら巨大なダム湖ができるのだろう。
私は北海道の住人ではないので是非うんぬんを言うつもりはないけど、ダムによって得られる物と失う物をちゃんと説明した上で、地域の住民が納得した上でのダム建設であって欲しいと思う。 そして旭岳ロープウェイの駅へ。構内の売店でザックと帽子を買い、往復料金2800円を支払って乗り込む。 ロープウェイに乗るのは前回がいつだったか覚えていないほど久しぶり。支柱を通過する時は結構揺れてスリル満点。片道数分で姿見駅に到着。 目の前には旭岳の雄姿が見える。山腹からは豪快に水蒸気が吹き上がっている。それを見たとたんに、「運動不足の自分に果たして登頂できるのかな?」と思ってしまったのも確か。しかしせっかくここまで来たんだから・・・と思い直し、歩き始める。
・・・んが、7合目に到達する手前でヘロヘロバテバテ(^_^;) 急坂でガレ場が多いという事もあるんだけど、8合目から先は10歩〜20歩進んでは立ち止まって息を整え・・・の繰り返しとなってしまう。
9合目を過ぎ、降りてくる人達の「もう少しですよ。天気も上々で景色が綺麗に見えますよ。」と言う声に励まされ、思うように動かない足を必死で一歩また一歩と前に進める。 やがて木の支柱が立てられた広場にたどり着く。そう、ついに北海道最高峰に登頂したのである! ロープウェイの駅からの所要時間は約2時間。宿でみたガイドブックの所要時間とほぼ同じだった。
旭岳山頂からの景色をパノラマに加工してみました(別ウィンドウで開きます)。絶景絶景。 山登り経験の豊富な人にはロープウェイを使って登ったのは「大した事は無い」の一言で切り捨ててしまうのだろうが、私のような運動不足の人間には大変な事なんですよ。 山頂はちょっとガスが出てきたものの、まさに絶景なり。どう表現したらいいのか言葉が見つからないほどの綺麗な風景。 それにしても・・・周囲にいる妙齢のご婦人方は、携帯カメラで写真を撮ってメールを打ちまくっている。これが現代の山頂での風物詩なのかいな(^_^;) 確かに私の携帯も棒二本立ってて通話可能でしたけどね。まぁ万が一の時の連絡手段だし・・・。 晴れてる今のうちに・・・とばかりに、近くにいたご夫婦にお願いして登頂証拠写真を撮っていただく。 30分ほど絶景を堪能しつつ休憩。それにしてもトンボがやたらと多い。 午後1時半、下山を開始。ガイドブックによると下山には1時間かかると言うことなので、目標時刻を2時半に設定。 しかし下山も結構大変。前述したようにガレ場の急坂が多いので、足を着く場所をしっかり選ばないと足を滑らせてしまうし、石を落として下にいる人に迷惑をかけることになる。そして下山は腿の前側の筋肉を酷使するので、一見楽なようだが結構体力を消耗するのだ。 結局、下山には1時間15分くらいかかってしまった。 ロープウェイに乗る前にとりあえず喉を潤し、麓の駅まで降りる。さすがにくたびれてしまったので、寄り道せずに宿に直帰する。 いや〜、今日は良く歩きました(^_^;)
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