キャンプ旅に行こう 2005年の北海道ツーリング旅日記です。
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2005年 北海道ツーリング

8月12日

朝5時過ぎに日が当たり始めて、暑くて目が覚めてしまった。相変わらず蚊がぶんぶん飛び回っている((((((ノ>_<)ノ

キムアネップ岬キャンプ場の朝。写真を見ると非常に清々しい朝のように見えますが・・・実際は蚊がぶんぶん飛び回っています(^_^;)
で、これが噂(?)の「マグナム水道」。はっきり言って使いにくいので、一ヶ所だけある普通の蛇口を使う事が多かったです。

簡単な朝食を済ませ、本格的に暑くなる前にと撤収を開始する。今回は入り口から一番遠い奥のほうに設営したので荷運びが大変。サイトとバイクの間を3往復位してようやくパッキング完了。

しばし友人たちとお喋りや写真を撮ったりした後、皆に挨拶して出発。何しろ暑いので、とりあえず私は道東に戻る事にする。

サロマ湖の写真を水辺から撮ろうとして、余りの蚊の多さに逃げ帰ってくる某F氏。

(プライバシー保護の為、顔にモザイクを入れております)

網走を抜け、斜里のホームセンターでキャンプ用折りたたみ椅子を購入。持ってきた椅子が昨夜の宴会時についに壊れてしまったのである(-_-;) 壊れた椅子はホームセンターの人に頼んで処分していただいた。

能取湖畔を走っていると、卯原内(うばらない)というところでSLが保存されているのを発見。駐車場にバイクを止め、見学。ここは旧国鉄・湧網線の卯原内駅跡で、交通公園として再整備されており、路盤跡はサイクリングロードとして再利用されている(TMには「オホーツク自転車道」として掲載されてます)。

保存されているのは9600型SLと客車1両とホーム跡。駅舎は壊されて鉄道記念館になっている。

卯原内駅跡に保存されている9600型SL。前照灯が壊れているが、客車と共に保存状態はまずまず。

その後、知床へ。世界遺産に登録されてから人が多くなったとは聞いていたが・・・確かに多かった。特にウトロは観光バスがひっきりなしに通り、カムイワッカに向かうバスのターミナルは、車とバイクがぎっしりと止められている有様。混雑承知でカムイワッカに行きたいとは思わなかったので、そのまま一気に知床峠へ向かう。

幸いウトロを過ぎてからは交通量が減り、快調に走行できた。天気は快晴なので、羅臼岳も綺麗に見えている(^^)

知床峠で一服し順調に羅臼へ降りてきて、道の駅・知床らうすの2階にてホッケ焼き魚定食を食べる。メニューが少ないのがちょっと不満だった。

今年も羅臼岳が綺麗に見えました。知床峠のウトロ側は急カーブが少ないので走っていて気持ちが良いです。
道の駅で食べたホッケ焼き魚定食。このホッケ一匹でもう一人くらいご飯が食べられそうです。

標津から中標津、そして道道13に入り、目的地の多和平キャンプ場へ。ここでFuGさんとまたまた再会。多和平キャンプ場は2回目だけど、利用するのは今回が初めて。晴れていたら絶景を堪能できる好ロケーションのキャンプ場。

夕食を食べる頃から天気はどんよりとした曇り空に。気温も下がってきて、ジャケットを着て夕食を取るほど肌寒くなってきました。ようやく北海道らしくなってきた感じがします(^_^;) 今までが暑かったからねぇ。

それから、ここでまたまたVストロームオーナーと遭遇。しかも私の1000より更に希少なVストローム650だ! もちろんオーナー氏と話し込んでしまう。う〜ん、この遭遇率は奇跡的と言えるかも・・・。

8月13日

朝5時起床がすっかり癖になったらしい。真夜中にサイト中に響き渡る大声で携帯で話す女性がいたりして、寝付くのが遅かったので少々寝不足気味。一緒にキャンプしていたFuGさんも一度その声で目が覚めてしまったらしい。

多和平キャンプ場の朝。FuGさんは既に出発、私は撤収に先立っての荷物整理中です。

とにかくもそもそと起きだし、一服。FuGさんは連泊で塘路湖方面に出かけると言うことで、早朝出発。私はとりあえず北に移動しようと思っていたので撤収する。

今まではサイドケースの中身の中身をサイトに持っていっていたが、今回からケースごと持っていく方法に変更したので撤収は少し楽になった。が、パニア自体が重量がある(もちろん中身を含めて)ので運ぶのが結構重労働であるのは同じ。

私達は駐車場からちょっと離れた東屋横にテントを張っていたので、撤収後にえっちらおっちらと荷物を駐車場に運び、パッキング。

いつもと同じ8時頃出発。弟子屈のセイコーマートで朝食を取り、阿寒湖方面に向かう。天気が良かったのでオンネトーに行ってみようかなとハンドルをR241に向ける。

何度来ても良い所ですな。絶妙なグラデーションを見せる湖水も相変わらず。

オンネトーは観光バスが入り込むようになっているが、水の美しさは相変わらずだった。今日は風が吹いているせいか湖面に波が立っていて、雌阿寒岳の映り込みが無くて残念だったけど。この状態がいつまでも残っていてほしいとつくづく思う。

人が大勢やってくるというだけで自然は変わってしまうし私自身もその一人でもあるんだけど、どうやったら残していけるかをみんなで真剣に考える必要があるような気がして仕方が無い。

その後北上し、道の駅・あいおいで休憩。ここも旧国鉄・相生線の終着駅、北見相生駅の跡を再利用して作った道の駅。今までも書いてきたように、北海道では廃線後も大き目の駅は公園や道の駅として整備されている所が多い。

この北見相生駅跡も積極的な保存活動が行われているようで、かつての駅舎はバスの待合室としてほぼそのまま活用され、ホームもそのまま残されているどころか機関庫とそこに至る線路まで保存されている。

北見相生駅の保存状態は、車両を含めてかなり良好でした。現在はバスの待合室として使われているようです。
手前側の客車は出入り口に橋がかけられていて、ライダーハウスとして使われているようです。

駐車場には宿泊したと思われるライダー達が何人か出発準備中でした。
かつての機関庫も保存されています。後で知ったんだけど、この機関庫の前にターンテーブルの跡があるとか。

津別から道道を使ってR39にショートカットし、温根湯の道の駅で昼食&休憩。ちょうど午後一時ということで、ここの名物でもある世界一大きいからくり時計が動くのを見学。

道の駅・温根湯の巨大からくり時計。

写真はからくり作動中。文字盤の下で中央と左右から出てきた人形が音楽にあわせて動いております。

その後はR39とR40をひたすら移動に専念。5時ちょっと前に森林公園美深アイランドに到着したんだけど・・・お盆の土日と言うことでファミリーキャンパーがめちゃくちゃ多い(-_-;) 何しろ受付で「まず場所を確保してから来てください」と言われてしまったほど。明日以降は結構人数が減りそうと言うことだけど・・・。

通常のテントサイトは満杯で、普段は使われていない所にまでテントが溢れている。もちろんほとんどがファミリーなんだけど。私は管理棟裏の僅かなスペースに、ファミリーに挟まれた格好で無理やりテント設営。

そんな訳で、盆の最盛期はあまり動かずに過ごそうかなと考えているところです。交通量も多いし。

夕食は何日か前から連泊中のおとう達と取る。いろいろ話をしたんだけど、ツーリングマップルの功罪の話には考えさせられた。

大雑把に言うと、TMに書かれている所にしかライダーが行かなくなってしまったとか。最初はそれでも良いんだけど、経験を積んだら自分でいろいろ調べたほうが良いんじゃないの? という事。特に書籍で書かれたことは、Webより影響がはるかに大きいという事もあるんだけど。

他にもここでは書けない話もあったりします。

それから、ライダーはえてしてライダー同士でしかコミュニケーションをしないという事も以前から言われています。もう少し地元の人との交流を持ったほうが良いかと・・・。これは私自身の反省でもあるんですけどね。

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