地図の縮尺に注意
バイクツーリングの定番地図と言えば、昭文社のツーリングマップルが筆頭に挙げられます。各地域毎になっていますが、北海道版は他地域版と比べて縮尺が違っています。現行ツーリングマップルを例にしますと、以下の表のようになります。地域区分 | 縮尺 | 地図上での1kmの長さ | 地図上での1cmの距離 |
---|---|---|---|
関東甲信越版 | 1:140000 | 7ミリメートル | 1.4km |
中部北陸版 | 1:140000 | 7ミリメートル | 1.4km |
北海道版 | 1:200000 | 5ミリメートル | 2km |
つまり同じ1ページでも20万÷14万で約1.43倍ほど他地域版より面積が広く、地図上で同じ距離を走るとしたら、同じ道路条件としたら約1.43倍の時間がかかると言う事です。
とはいえ北海道では市街地を出ると交通量が少ないとか、巡航速度が高くなると言う事もありますので、実際はもう少し差が縮まると思いますが……。
何にせよ、内地と同じ感覚で走っていたら思ったより時間がかかってしまったと言う事はそう珍しくありません。意外と盲点だったりするので、初めて北海道に行かれる方は注意しましょう。
リング式 ツーリングマップルR
リング式のツーリングマップルも併売されています。上の通常版との違いは、背表紙が通常版と違いリング止めになっているので開いた状態を保持しやすくなっている事と、サイズは大きめ(B5版)で、防水紙を表紙と付録の全道地図にも採用。その分価格も通常版より高めです。なお紙面が大きくなっているのに合わせて縮尺も変更されており、北海道版の縮尺が1:170000でその他地域版が1:120000になっています。
内容は通常版と同じですので、見やすさ重視かコンパクトさ・安さ重視か、あとはタンクバッグに入るかどうか等で選べば良いでしょう。
ホーム > ノウハウ・ツーリング編 > 地図の縮尺に注意