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パッキング・3

バイクは荷物の積載量に限りがありますので、それぞれに工夫されていると思います。ロングツーリング・キャンプツーリング時の管理人の場合のパッキング方法を書いてみました。

振り分けバックを使う場合

振り分けバックのメリット

振り分けバックを使うとリヤシート両側も積載スペースとして活用でき、なおかつ重心も下げられ、荷物をより安定して積む事ができます。オン用・オフ用・アメリカン用といろいろ揃っていますので、ロングツーリングに行かれる方は購入しても損は無いと思います。

振り分けバックのデメリット

車種によってはサイレンサーが跳ね上がっていたり、リヤウィンカーがバックが当って取り付け不可能な場合がありますので、購入前に自分のバイクに取り付け可能かどうか確認しましょう。

オフ車の場合はサイレンサーからの熱対策のされたオフ車用のサイドバックを使うか、サイレンサーに市販の断熱プレートや木の板を縛り付けるなどして、熱が伝わりにくいようにしましょう。

車種によってはサイドバッグ用サポートステー(後輪への巻き込み防止やマフラーに接触しないようにするためのステー)が市販されています。

左右の重さは均等に

あまり左右の重量差があると、操縦性に悪影響が出ます。ツーリング中もパッキングする時に均等の重さになるように中身を入れ替えたりして調整しましょう。

振り分けバックには危険物は入れない

万が一転倒した時、路面との摩擦でバックに穴が開き、中にガスカートリッジや補充用ガソリン入っていたら……。オフ車のようにアップマフラーの場合、マフラーの熱による影響が無いとは言いきれません。できるだけリヤバックに入れましょう。

サイドバックだけでは荷物を収容しきれない場合がほとんどですので、当然リヤシート上・キャリアにも荷物を載せることになりますが、積載方法は「リヤシート上・キャリアに載せる場合」を参照してください。

パニアケースを使う場合

パニアケースのメリット

パニアケースは、ロングツーリングには最適なパッキング方法でしょう。フルセット(サイドとトップの3点セット)だと価格が高いのが難点ですが(ステー・ブラケット・ケース本体で12〜13万円くらい)、一度買ってしまえばバイクを乗り換えてもステーのみ買いかえれば本体は使い回しができるのと、ほぼ完全防水でワンタッチで取り付け・取り外しができるのが長所。

また思わぬ効果として、転倒時などにはパニアケース自体がバンパーになって、路面と車体の間に足が挟まれにくい、というメリットがあったりします。また、鍵がかかるので荷物の盗難防止にもなります。

リヤバッグと併用する場合は、リヤバッグに衣類等を入れてパニアケースにキャンプ道具を入れれば、宿を使う時はリヤバッグだけ降ろせば済むので楽です。

主なメーカーとしてはGIVI、クラウザー、ヘプコ&ベッカー等がありますが、好みや対応車種の有無等で選んで良いでしょう。

パッキング時のノウハウは、振り分けバックの場合と同じです。

パニアケースのデメリット

短所は前述した価格が高いのと、車種によって似合う・似合わないがあることと、車種によって取り付けステーが無い、又は特注になってしまうこと。更に付け加えると、振り分けバックの場合もそうですが、無理なすり抜けをすると車のミラーをめくってしまう恐れがあること。

特にサイドケースに容量の大きなものを装着している場合、車幅がかなり広くなりますので注意しましょう。狭い路地を左折する場合は、車のように内輪差を意識する必要がある事も。

トップケースを装着した場合、リヤシート上の荷物の前後方向の位置がほぼ固定されてしまうため、荷物の量によってはライダー自身の着座位置が前にズレてしまうことがあります。

パニア購入時の注意事項

ケースの容量

容量が多いと、当然厚みも大きくなってきます(パニアの容量の違いは厚さの違いと言って良いです)。トップケース(リヤシートの後ろ)に装着する場合は特に問題にはなりませんが、サイドケースとして取り付けた場合はハンドル幅より思いっきりはみ出してしまう事になりかねません。

それを承知で購入するなら良いのですが、ハンドルより大きくはみ出すのがイヤな方は、そこそこの容量にしておきましょう。

トップケース

トップケースを普段付けておけば、メットインスペースになり、ちょっとした買い物にも便利です。しかしパニアケースを付けると、車種によってはケース本体やブラケットが邪魔で純正のヘルメットホルダーが使えなくなる場合があります。

そしてツーリング時は荷物を入れる事が多いと思いますので、その場合はヘルメットを入れられない事になります。

そのような訳で、ヘルメット用のワイヤーロックかロック付きカラビナを持参して、メットを脱いでいる時はハンドルとかパニアケースのステー等にくぐらせておくと盗難予防になります。

それから特にトップケースの場合は、便利さからついつい物を入れ過ぎになりがちです。しかしトップケースはバイクの重心から一番遠い部分になりますので、荷物を入れすぎると操縦性に悪影響が出ますので注意しましょう。


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